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2020.06/15 コロナストレス

そろそろ日常に戻りだした会社が多くなった。昨日表題のような言葉がTVニュースで出てきた。大人も子供も3ケ月近く非日常が続き、3ケ月前の日常に戻すのにストレスを感じるそうだ。

 

このようなストレスは仕方がないこととして、まずストレスを受け入れることが肝要である。ストレスを受けない人の方がおかしいのだ。

 

今週1週間は慣らし運転のつもりで仕事に取り組む姿勢がコツで、上司に叱られようが、周囲に何と言われようが、マイペースを心掛ける。

 

ところが、これが難しい職場が多いのは問題だ。さらには妙に頑張る上司がいるとマイペースでいることで余計にストレスがたまったりする。(逆に頑張らない上司が目の前にいるとマイペースで仕事ができていてもうっとおしく感じる人がいるらしいので、組織の上限関係は難しい。)

 

ここで一つマイペースで仕事が可能となる、いい方法を伝授したい。もし可能であれば、この1ケ月は、職場から外に出て仕事をするのである。

 

予算に余裕があるならば、思い切って温泉で研修を企画してみるのも有効である。今は、どこの観光地も空いているので予約や3密の心配が無い。

 

弊社はいつでも受け皿になりますが、事務所が狭いので、せいぜい最大8人程度を限界(15人の実績がある)としている。

 

ゆったりと考えて勉強できるように、6台ほど頑丈な机をご近所のコロナ禍で廃業したNPOから頂いた。もちろん机は除菌済みである。

 

今月は、早々とすべてのセミナーが中止になったり、半年前から予定していた中国や台湾の仕事をキャンセルしたので当方は暇である。

 

コロナ禍で、仕事をしない日が3ケ月続いたが、2011年3月11日に定年退職してからすぐに3月24日起業して仕事をしてきたので、定年退職気分を味わった。

 

本来ならば、そろそろエンジンをかけなければいけないが、仕事が無いのである。ここは焦らなければいけないが、今月は年金支給月なので生活費は入ってくる。

 

30年のサラリーマン生活で様々なことがあり、おおむね起業してからの10年の方が、精神的に楽だった。経済的な不安は毎日あるが、これは高純度SiCの事業化で味わったストレスよりも気が楽である。

 

高純度SiCの事業化では、2憶4千万円会社から先行投資をうけてスタートしている。冗談で、これはこの会社に勤務して得られる生涯給与の額だ、と言われた。当時、これは冗談に聞こえなかったので必死に住友金属工業(当時)とのJVを起業したのである。

 

ゴム会社で30年続いた事業を立ち上げてもFDを壊される事件で転職したので、2億4千万円もゴム会社から頂いていない。事業立ち上げのためにストレスを感じていたのが、今から思えばばかばかしい。

 

およそ組織で働くとはこのようなものである。組織のためとストレスをため込むのは、人生100年と考えたときに割に合わない生き方である。

 

組織リーダーがメンバーのストレスに気を配り、マネジメントしてくれるならば最高であるが、30年のサラリーマン生活で皆無だった。

 

当方はできる限り部下に気を配り、パワハラセクハラ等ハラスメントに配慮したつもりだが、退職後に開催されたいくつかの壮行会で元部下に感想を聞くと、最高のパワハラ上司だったらしい。

 

皆が一生懸命働けば大なり小なり発生してしまうのがハラスメントの特性として存在する。落ち込んで自分一人仕事が進まない状態は、仮にハラスメントなど無くてもそれを感じてしまうものである。

 

昔身近な人が鬱になり、うつ病の人を励ましてはいけない、と産業医の方から指導を受け、腫物を触るぐらい気を使って接していたら、回復後職場は冷たい、などとその人は親に漏らしていたそうだ。

 

ストレスは気の持ちようである。健全な精神でポストコロナ(withコロナではない)時代について夢のシナリオを作るのが今週の当方の仕事である。

カテゴリー : 一般

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