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2020.12/31 アイデアの出し方(15)

アイデアを出すためのツールはすでにいろいろと公開されているが、それでもアイデア不足の現代である。

 

そもそもアイデアを出すためには、何らかの種が必要で、それは形式知の場合もあれば経験知や暗黙知の場合もある。

 

これまでの開発経験から、経験知や暗黙知が種となったアイデアの方が多い。コーチングにより、部下からアイデアを引き出した場合には、そのすべてが経験知あるいは暗黙知が種となった。

 

これは換言すれば、形式知にもとずき否定的に認識していた現象について、当方のコーチングにより視点が変わり、新しいアイデアが生まれた、というパターンである。

 

具体例は来年ここで公開するが、新しいアイデアには形式知よりも経験知や暗黙知が重要であることを今年度最後のアドバイスとしたい。

 

サラリーマン時代の当方が指導を受けた多くの上司もそうだったが、経験知を軽視する人は多い。科学の時代ゆえに形式知を重視するというのは理解できるし、間違っていない。

 

しかし、形式知同様に若い人の経験知も大切にすることは重要である。若いからと言って経験知が少ないというわけではない。経験知の活用の仕方に慣れていないだけかもしれない。

 

写真会社で出合った若い人は、過重労働に近い働き方をしており、多くの経験知を持っていたが、それを整理しうまく使う方法を知らない人が多かった。

 

そこからうまくアイデアを引き出すのは上司の責任である。日本では一度管理職に昇進すると担当者へ降格にならないので、年齢とともに現場で起きている現象を直接見る機会が減ってゆく。

 

その結果、形式知に頼る傾向が強くなるのではないか。なぜなら現場で鍛えられていない経験知ほど頼りない知はない。経験知を見せたとたんに、担当者に馬鹿にされるか相手にされなくなる。

 

会社の業績を考えない担当者は忖度して上司にゴマをするが、会社の業績を真面目に考える担当者は、上司に厳しい回答を返してくる。

 

そこで萎えてしまうか、黙ってしまい、担当者のアイデアの種を活かすことができないだけでなく、査定を悪くつけて担当者をつぶしてしまう管理職がいる。

 

これでは、アイデアは出てこない。アイデアが湧き出てくるような組織は、担当者の活性が高い組織であり、それは上司の力量に依存する。

 

担当者からアイデアが出てこない、と嘆いている管理職は、その嘆きを感じた時点で終わっている。心当たりのあるかたはご相談ください。

カテゴリー : 一般

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