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2021.01/28 考える(12)

機能が明確になっているときには、設計を行い、機能の動作確認の実験を行うこととなるが、機能が不明確の時、あるいは、新しい機能が必要なときには、設計ができない。

 

 

おもしろいのは、ここのところが良くわかっていない人がいる。いつでも何かモノの設計ができると勘違いしている人である。

 

 

新製品のためにいきなり設計できるケースでは、新製品の機能が既存の商品よりも大差ない場合である。新しい機能を導入した新製品では、機能の動作確認だけでなく、機能を設計するために必ず実験が必要になる。

 

 

ここで実験せずにいきなり設計を行うので、クレームの山となるのだ。アジャイル開発では、クレームは了解事項と考え対策しているので、それほどの経済的負担とならない。

 

 

しかし、通常のステージゲートで着実に開発してきた場合には、大きな経済的負担となるケースがある。

 

ゆえに設計段階で、必ず機能の動作確認のための実験をおこなうことを勧める。機能の動作確認以外に、新しい機能が必要となり、機能を取り出すための実験も技術で考えるときには重要である。

カテゴリー : 一般

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