活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2022.04/15 佐々木投手の完全試合達成

4月10日に行われたロッテーオリックス戦で佐々木朗希投手(以下佐々木投手)の完全試合についてニュースが絶えない。この欄で取り上げるつもりが無かったが、これだけ世の中で騒がれていると書きたくなる。


完全試合の記録においてバッテリーの合計年齢の最年少記録は恐らく永遠に更新されない可能性がある。佐々木投手の記録であり、大半は彼を取り上げているので、ここではあまりニュースとなっていない側面を。


彼の高速ボールを受けていたのは18歳の松川虎生捕手で、名前の由来はタイガースが優勝した年に生まれたからとか書かれていた。プロ野球の申し子のような人物である。紀州のドカベンという愛称があるそうだ。


愛称が示すように筋肉質であり、当方の年代ならば伴宙太のほうがしっくりくる。星飛雄馬の速球を受けられる唯一の人物として星一徹から指名された元柔道部員である。


3日ほどニュースを読んでいてもこの話はどこも書いていない。時速160kmを越える速球を受ける筋肉質の捕手ならば「伴捕手」を思い浮かべる現役のスポーツ記者がいないためか。


星飛雄馬と伴宙太との間には壮絶な友情物語が展開されたのだが、おそらく向こう十年このバッテリーもプロ野球の星としていろいろな話題を提供する活躍を期待したい。


その前に忘れていけない師弟愛の物語がある。3年前、花巻東高校との甲子園をかけた試合(決勝戦)で監督が佐々木選手のケガを心配して登板回避した話である。


3年前、この判断を巡っては賛否分かれた。当方は賛否分かれた話題よりもこのような判断ができた監督の人柄に惚れた。並みの高校野球の監督ではできない判断である。


おそらく当時無理を推して登板していたなら、花巻東を0点に抑えられた可能性が高い。しかし、その結果どこか故障をしていた可能性はさらに高かった可能性がある。なぜなら県大会でずっと連投してきたのである。


今回の快挙で過去のこの監督の判断を思い出したファンはどれだけいたのだろうか。高校野球で活躍しながら故障のためプロで成績を残せず去っていた投手は多い。最近ではハンカチ王子がいる。

カテゴリー : 一般

pagetop