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2022.04/16 内向化するロシア人

ロシアーウクライナ戦争のニュースが連日報じられており、ロシアの戦争犯罪も明らかにされた。さらにこれはプーチンの戦争、という意見まで出ている。


ところがロシア国内は反戦どころか逆にプーチン氏の支持率が80%を越えたという。国内では、徹底したプロパガンダだけでなく放送局で反戦を訴える放送事故も起きているのに、反戦ムードとならないのは、今回の戦争を見ている国民の視点が我が国や欧米とずれている可能性が高い。


かつて、第二次世界大戦は日本国民の熱狂的支持により始まった、というNHKの番組があった。信じられない内容であったが、戦争に突き進んだ時代の日本を学ぶには良い番組だった。


今の平和ボケした日本人は戦争反対が世界の常識であると信じているが、戦争を政治の最後の手段として認めている国民も未だ先進国で存在することを知る必要がある。


情報化時代であり、それなりのリテラシーもあると思われたロシアでそのような考え方の国民が多いことに驚くが、企業風土を考えてみればわかる。


民間企業やお役所にはそれぞれの組織風土が存在する。この風土の違いでモノの見方や考え方が変化することは転職を経験してみると理解できる。


大企業ならば部門ごとに異なる風土となっている会社もあるかもしれない。この風土が公序良俗に反することを容認するような組織であると健全な精神の社員は悩むことになる。


例えば、当方はゴム会社で社長方針に従い新規事業を起業したが、研究のための研究こそ重要と考え、それを快く思わない組織風土の中でFDを壊されたり様々な業務妨害を受け、組織ぐるみで隠蔽化された苦労を経験している。


この経験から今のロシアの国内の様子を心配する。ロシアにはアメリカよりも核弾頭の数は多い。ロシア国民が暴走しないことを祈りたい。

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