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2022.04/24 学習成果の上がらない原因

コロナ禍となり、学生時代ブームに流されて購入したギターの練習を始めた。学生時代は簡単なコードを押さえ、伴奏程度しか弾けなかったが、「禁じられた遊び」を暗譜して一応弾けるようになったのは驚きの成果である。


調子に乗って本格的に音楽を勉強しようと本を買いこんで勉強を始めたのだが、なかなか身につかない。2年近く繰り返し本を読んでも内容が頭に残らないのだ。


社会に出てから読書は習慣となっていたが業務に無関係の分野について真剣に勉強したことはなく、唯一業務外の趣味で始めたプログラミングは情報化時代の技術者の常識スキルとなり、これが業務に活かされた。


ただし、プログラミングの勉強でこの音楽を学んでいるような苦痛を味わったことが無い。MS-DOSの時代にオブジェクト指向の論文を読みながらC++を習得している。


音楽についての勉強は楽しくないという先入観があり趣味でジャズやブルースを聞いていただけである。また、それを今更勉強してみても残り少ない人生の時間を無駄使いするようなものだ。それを理解していても、学習成果が上がらない原因を考えるのによい機会と思い、努力している。


努力してみて一つ理解できたことは、60歳過ぎに学んだことは忘れやすい、という加齢に伴う記憶力低下の問題がかなり大きな障害となっている点だ。


そして納得できたことは、記憶力が落ちてもまったく記憶できない状態ほど低下していない、という事実である。とにかく繰り返し繰り返し、忘れてもあきらめず努力すれば記憶として定着する自信が「禁じられた遊び」の暗譜の努力でついた。


「禁じられた遊び」は、こうした努力により弾けるようになったのだが、無駄と頭で理解している知識でも繰り返しの学習で記憶できることを理解できたのは収穫である。


しかし、音楽理論はなかなか頭に入らない。物理の体系から和音というものが理解でき、多少の周波数のずれがあっても人は快く聞こえるらしいのでテンションという概念ができたことまでは理解できた。


しかし、それでアドリブが弾けるようになったわけではない。おそらく、音楽理論には一応の体系らしきものがあるようだが、科学の体系と異なり、専門家により微妙にその説明が異なる。

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