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2022.04/26 佐々木投手と白井球審

昨日は24日のロッテ-オリックス戦で見せた白井球審の態度についての記事が多かった。白井球審が大人げない、という論調の記事が大半だが、審判という立場であれば佐々木投手への配慮として誠実な対応と言う記事も少数存在した。


ただし多数の記事を読み見えてきたのは、試合の流れからあの場面で白井球審が佐々木投手に退場を命じても良い場面だったようだ。


当方は試合を見ていなかったので何とも言えないが、すべての記事に、公認野球規則8.01(d)に違反した佐々木投手の行動が記載されており、白井球審は規則を説明し佐々木投手に退場を命じておれば問題は発生しなかったようだ。


全ての記事で記載されたこの規則違反である彼の行動の評価について意見が割れ、規則違反の行動ではあったのだが、規則を知らないために意見が割れていた、というのが真相だろう。


ただし、試合中に判断を下すのは審判の役割であり、どのようなスポーツでも最初に下される判断は審判が出さなければいけない。想像するに白井球審は佐々木選手に不名誉な退場を命じることを我慢し、指導した可能性が高い。


指導ならばベンチに下がって見えないところでやればよい、と記載していた記事もあったが、公認野球規則に違反していても目こぼしをしなければならない白井球審にしてみれば、大人げないかもしれないが、職務上その場で審判として叱りたかったのだろう。


昨日の選手と審判とのトラブルでは様々な見解が出てくる。しかし、どのような見解でもそのよりどころとなる事実は同じで視点と知識情報量(今回は規則に対する無知)が異なるために見解が異なっているだけである。


ゆえに事実を追ってゆくと本来のあるべき姿が見えてきて、どのように問題解決すべきだったのか反省点が見えてくる(注)。


表現や見解は異なるがすべての記事に記載された「規則に反した行動」を球審は杓子どおりに退場としなかったので、佐々木投手は感謝しなければいけなかったのかもしれない。


心配なのは佐々木投手の精神面である。このようなごたごたは人生経験を積んでいない真面目な若者には少なからずショックを受けるものである。当方が監督ならばローテーションから外し、しばらく休養させる。今の若者にはそのくらい配慮した対応が必要だ。


(注)<科学と技術>

科学で見出された真理とそれにより導き出された定理は自然現象のルールブックのようでもある。1960年代に活発になった研究所ブームは、技術開発において科学に忠実に行うことが重視され、ゴム会社の研究所のようにアカデミアよりもアカデミックなところも存在した。しかし、技術開発ではこの投手と球審の問題の議論のようにルールブックの存在を一度忘れた方が新機能の発見が容易になる。スポーツではルールブックに厳格でなければ面白味が半減するが、技術では科学に縛られず自由な発想をしたほうが新しい機能創出が容易となる。

カテゴリー : 一般

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