活動報告

新着記事

カテゴリー

キーワード検索

2023.02/03 産業構造

昔は第一次産業から第三次産業までだったが、今は情報も加えて第4次産業と言われたりする。しかし、数字が大きくなるにつけ労働集約的とならないところは同じである。


ところがこの見方も間違っている、と言われた時代があった。第三次産業が労働集約的というのだ。しかし、第二次産業の多くが中国進出したところ国内の空洞化が起き、労働市場が消失したことを否定する人はいない。


今円安に振れたことやチャイナリスクその他の理由で、中国へ出ていったメーカーの国内回帰が起きているという。さらに中国国内の賃金が上がり日本の労働者賃金との差が小さくなったので新興中国企業が日本に工場を建てる現象まで起き始めた。


また、日米半導体摩擦で産業の米と言われた半導体産業が壊滅状態にもなった。今これを立て直そうと国も金を出しての取り組みがされ始めた。


このような変化は、第二次産業への新たな回帰という見方ができる。第一次産業の農業においても回帰現象がささやかながら起き始めた。


産業構造の変化が起きるときに注意をしなければいけないのは、労働者である。派遣社員というシステムが批判されたりするが、このシステムにより、労働者は人生における労働場所を選択できる自由が生まれた。


同一労働同一労働賃金が議論されたりしているが、業務選択の自由というシステムが労働者の学びに極めて有利なシステムとして気がつかなければ無意味である。


故ドラッカーは知識労働者の時代として現代を定義している。すなわち、労働者は単純な機械の代わりではないのだ。しかし、労働者の中には目の前の仕事を言われたとおりにかたずけることしか考えていない人が多い。


大学院を出てきた若者さえもそのような働き方をする者がいて、叱ったことがある。ところがこのような行為は今はパワハラとして禁じ手となった。派遣だろうが正規だろうが知識労働者であることに変わりはない。


その労働に知識が必要という自覚をもって働かなければ給与をあげることはできない。どんな仕事にも知識が必要であり、仕事から新たな知識が生まれるのは改善を日々意識した時である。これはどのような産業構造にも共通している。


データサイエンスはDXの進展した今の時代に誰もに要求される基礎知識となった。どのような仕事でもデータは生まれる。データ中心に仕事を眺めるノウハウは一度知識として身に着ける必要がある。


ようやく小学校でもプログラミング教育が始まった今データサイエンスの知識は子育てにも必要である。3月から問題解決法としてのデータサイエンスのセミナーを開始します。是非活用してください。

カテゴリー : 一般

pagetop