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2023.03/17 講談社「ゲームの歴史」炎上中

講談社発売の「ゲームの歴史」が炎上中だそうだ。講談社への問い合わせも多いという。原因は、著者の偏った歴史観によりまとめられたものだからだそうだ。


このようなツッコミにたいして、著者たちは「科学ではないのだから、許される」と述べている。しかし、この答弁は「ゲームの歴史」というタイトルをつけておいて無責任である。


せめて副題に偏見に基づく、とか個人的見解とかつけておくべきだろう。「ゲームの歴史」とだけタイトルをつけたときに、今の時代ならば形式知の体系として理解されるので科学的に論ずる責任がある。


また、これをそのまま放置するなら、講談社発行の科学関連書籍を誰も購入しなくなるだろう。当方の書棚には講談社発行の学術本と信じ購入した書籍が何冊かあるが、つまらない本を本日廃棄処分でもしようと思う。


今回の「ゲームの歴史」ではないが、講談社発行の専門書を購入して読んでみたが、当方が書いた方がよほど科学的な内容になると思われる書籍が何冊かあったからである。


実は科学の専門書の世界にも科学的に怪しい見解をさも科学のように論じている書き物が少なからずある。当方のこのコラムでは、科学的な事柄に対して、科学では、と但し書きをつける努力をしている。


「ゲームの歴史」の著者たちも「科学ではないのだから」という開き直りではなく、タイトルに副題をつける、と答弁すればよかった。おそらく講談社はそのような判断をする可能性が高いと思うが、そもそも編集の段階でこのようなキワモノ書籍について注意深く扱うべきだった。


当方がゴムタイムズ社から出版した書籍では、技術中心にまとめているので、そのタイトルは「混練活用ハンドブック」となったが、さらに科学にこだわっていない内容であることを示すために当方からお願いし「混練り活用ハンドブック」というタイトルにしている。


科学の学術雑誌と誤解されては困るのでこのような細かいところまで考えたタイトルとしている。今回の炎上を見る限り、講談社よりもゴムタイムズ社の方が誠実な出版社である。


宣伝になるが、「混練り活用ハンドブック」は当方がゴム会社に入社し、3か月毎朝3時間、混練の神様と呼びたくなる指導社員から教えられた内容を基にまとめている。


科学の世界では分配混合と分散混合で説明されているのであるが、これでは混練プロセスで起きている高分子の姿をうまくとらえることができないので、ゴムタイムズ社から依頼されて著書をまとめた。「混練り」とわざわざ「り」をつけたのは、技術の視点で書いた著者のこだわりである。

カテゴリー : 一般

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