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2023.03/21 藤井聡太6冠

天才と言われた羽生棋士を超えた、と騒がれている。その強さの解説がネットを賑わしている。もし、この頭脳を他の分野で活かしたなら、と考える人も出てくるかもしれない。


年をとって分かることがある。頭の良さだけでその道においてトップとなれないこともその一つである。頭を磨く努力をしなければ、トップどころかその道において食べてゆくことさえできない。


オレオレ詐欺は毎年レベルが上がっているように思う。ついに劇場型まで現れたかと思ったら、シナリオを考える時間がもったいないということで、強盗事件へ発展している。


犯人の一部は頭の良い人物がいたのかもしれない。広域強盗事件では確実に現金のある所へ押し入っている。これは、頭が良くても使い道が悪い例だろう。


まだAIを活用できる人は少ない。ようやく最近誰でも身近になり始めたのである。藤井聡太棋士は運よく先駆者となれたのである。


先駆者として成功するためには運が必要である。先駆者であっても時代の進歩より早すぎても先駆者として成功しない。


今となっては高純度SiCは半導体分野で当たり前となったが、当方が発明してからそれが事業らしくなるために6年かかっている。当方が高純度SiCを発明した時に世の中に高純度SiCを低コストで成形加工できる技術が無かったのである。


唯一無機材質研究所にあったのは、カーボンを助剤として用いるホットプレス技術だが、そこで使用できる高純度カーボンの型が大変高価だった。


先駆者であっても十分に活躍できる時代環境が整っている必要がある。そして先駆者を先駆者として評価する風土が重要である。この風土が無ければ、先駆者の努力の成果以上の発展が難しくなる。

将棋の世界を詳しく知らないが、多くのファンを引き付けているだけでなく今回のような出来事で日本中がお祭り騒ぎとなるぐらいに根づいている。

カテゴリー : 一般

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