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2023.11/03 勝利の要因

「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」これは、故野村克也氏の名言として知られている。元ネタは剣術の達人の言葉らしいが、野村氏は、たびたび勝利インタビューでこの言葉を持ち出していた。


昨日の日本シリーズ阪神の勝利は、まさにこの名言にふさわしい不思議の勝ちだった。昨日の阪神の勝利は、負けていてもおかしくない不思議の勝ちである。


7回までの阪神は、攻守において小さなミスが多かった。極めつけは7回中野、森下の連続ミスで追加点を与えている。この場面で当方は阪神のこの日の負けを確信した。


ところが、である。8回裏オリックスが最強の中継ぎリレーをしたのに6失点で勝負がひっくり返っている。この場面を見ていない当方にとっては、不思議の勝ちである。


阪神ファンにとっては、山崎-宇田川WBCリレーを粉砕したのだから、見ていて痛快だったかもしれない。このように書くとオリックスファンに悪いが、そのシーンを見ていないので、両者のファンではない当方は勝手に想像し書いている。


さて、昨日は7回まで阪神が負けていてもおかしくない試合だったが、8回に何があったのか。「2番手・山崎颯は不運な内野安打に失策が絡んで無死二塁。」と書かれた記事を見つけた。オリックスにもミスが出たのだ。


阪神の方がミスが多かったのだが、オリックスのミスは大事な場面で起きただけでなく、アウエーの状態で全体の流れを変えるようなミスになった可能性がある。


実際に最強中継ぎリレーで逆転され、半泣き状態の宇田川投手をゴンザレスが慰めている写真が掲載されているので、オリックスにとっては悲惨な魔の8回となったであろうことを想像できた。


オリックスの負けは、8回の流れを変えるような失策が原因、と納得ができるが、阪神の「試合の流れを変えたパワー」の要因はどこから生まれたのか。


7回にとんでもないミスをしたルーキー森下選手の奮起にあることは間違いない。さらに、森下選手に打順が回ってきたときに、チーム全員で彼を盛り立てている様子に触れた記事もあることから、阪神の今のチームワークが勝利の要因になっていると思われる。

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