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2024.01/13 ハドソン川の奇跡

クリント・イーストウッド監督の表題の映画(2016年製作)が改めて話題になっている。「奇跡と呼ばないでほしい。日々の鍛錬が安全の精度を上げるわけで、奇跡と言われるとまぐれのような扱いになってしまう。プロは日々の精度を上げるしかない」という機長のセリフ部分が感動を呼び起こすと評価している書き込みがある。


ただ、この映画は実話と異なり、機長が乗客を危険に晒した、と評議会から追及されて、と話が展開している。シミュレーションでは十分に空港に戻れたのに、ハドソン川へ不時着したのは誤った判断というストーリーである。


この話の流れに対して、映画が公開された時に、実際の評議会メンバーからクレームがついて、というニュースも過去にあった。あまり書くと映画のネタバレになるのでこれ以上書かないが、しぶい俳優としてクリント・イーストウッドのTV番組をご存知の方は、是非見ていただきたい。


彼の力作として見ると、この映画の言いたいことが、計算で出てくる答えがいつも正しいわけでなく、ベテランの判断が最適解を導き出す点にあると気がつく。監督自身が演じてきた役もそのような役が多い。ダーティー・ハリーなどはまさにそのような物語の典型である。


当方は80を過ぎてもこのような映画製作ができたことにもっとも驚いている。すなわち、まだ10年当方も頑張ることが可能と元気をもらった映画である。


年初の羽田の事故で乗客全員が助かったのは、奇跡ではなくJALのクルーの研鑽の成果だろう。しかし、飛行機の燃焼の様子は、飛行機の難燃化について、特許を数件書けそうな情報を残した。R&D支援センターのセミナーでは難燃化技術設計で使用したPythonプログラムを配布します。


約50年の実績あるデータサイエンスのスキルを若い技術者に伝授いたします。今月24日のセミナー(Pythonで理解するタグチメソッド【LIVE配信】 | セミナーのことならR&D支援センター (rdsc.co.jp))を弊社へ申し込まれた方には、当方の著書「ポリマー混練り活用ハンドブック」を差し上げます。

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