2020.02/02 販売好調混練の本
弊社担当分を売り切ることができました。サービス期間にお申し込みされた方に感謝いたします。来週から書店に並ぶかと思われますが、本体4800円です。ゆえにご購入時には5280円となります。弊社でも購入可能ですのでお問い合わせください。但し郵送料180円必要ですの5460円となります。
180円必要となりますが、おそらく書店に注文するよりも弊社に発注をかけられた方が速いかと思います。
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pagetopTGAで得られたデータには、測定雰囲気等のある測定条件における熱分解速度に関する情報が含まれている。
これは等速昇温データでも恒温測定データでも同様であるが、恒温測定データでより精度が高いことをすでに説明した。
40年以上前には、Doyl-小沢法とかFreeman-Carol法とかTGAを用いた反応速度論解析法がいろいろな高分子で検証されたが、最近このような方法による実験データを見かけない。
いずれの方法も解析に用いた仮説に対応した値が得られたので訳が分からなくなった可能性が高い。
このような科学の発展過程を見ると、科学のかかえる問題点を知ることになる。イムレラカトシュが言っていたように肯定証明でいつでも永遠の真理を見出せるとは限らないのだ。
そもそも高分子の熱分解機構は、高分子の高次構造の影響を受ける。例えばフェノール樹脂とポリエチルシリケートとの相溶化された前駆体炭化物と相溶化していない前駆体炭化物では、SiC化の反応機構が異なり、その結果が恒温測定データに現れる。
すなわち、相溶化された前駆体炭化物ではSiOガス生成がなく、核生成の誘導期間を恒温測定データの曲線に観察できるが、相溶化されていない前駆体炭化物から得られたデータでは、いきなりSiOガス揮発による重量減少曲線となる。
これは高次構造のわずかな差でSiC化の反応機構が異なるからで、高分解能の電子顕微鏡観察をしない限り、このわずかな高次構造の違いを観察できない。
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40年以上前にはこのような高分解能な電子顕微鏡が無かったから、科学的に無駄な研究が多数なされた、といえるが、そのような時代を経験しても、科学100%のパラダイムによる開発の効率の悪さに気がつかない。
pagetop花王では、8ビットのPC8001で事務管理をやっている、と本に書かれていた。ゴム会社では、事務の一部はIBMの大型コンピューターで管理されており、各部門にその端末が一台置かれていた。実態は、花王よりも進んでいたのである。
大型コンピューターの端末の価格は、当時300万円前後と言われていた。PC8001は、すでに12万円程度になっていた。但しこの価格はCRTその他が付属していない仕様の価格である。
もしデータベースプログラムが稼働し、そのメンテナンスができるようにするには、本体以外にCRTやフロッピーディスク、プリンターなどが必要で、NEC製で揃えても50万円以上となった。
ただし、このセットでもIBM大型コンピューターの端末同様に漢字表示できないので、これを漢字表示可能にするには、インターフェースボックスと漢字ボードが必要となる。
それならば、ソード社の100万円前後で売られていたシステムが有利であり、漢字表示できて、8ビットCPUが二つ付いており、PC8001よりも速く動作した。
さらにOSやワープロなどのソフトもついていたので、当時のコンピューターシステムでは、最も安価だった。PC8001で同様の仕様まで揃えると100万円を越えた。
以上の調査結果を一覧表にして上司に説明したら、一言「君たち花王のパソコン革命という本を読んだかね。PC8001一台でOA化ができたと書いてある。」となった。
CRTやフロッピーディスクの必要性を説明しても理解してもらえなかったばかりではなく、研究所に設置された大型コンピューターの端末よりPC8001が優れていることを知らないのか、と言い出した。
pagetopバブル崩壊後、失われた10年と言われていたのが、20年となり、最近では、失われた30年という記事まで散見される。
これらの記事の多くは、日本の構造改革の遅れを指摘している。そしてその原因として多くの補助金制度がゾンビ企業の延命を創り出している問題を指摘している。
この論法は一見正しいように見えるが、これはただ現象を記述したに過ぎない。今必要なのは対策であり、その対策を導き出す原因を探ることだ。
ところで、大企業の経営者および経営陣のベンチャースピリットの欠如とベンチャー企業の育成をうまく行う社会システムが存在しない点は、バブル崩壊前から指摘されてきた。
後者について政府の補助金などを見ると見かけ上ベンチャー育成のインフラが整えられてきたように見えるが、実際に起業してみると、使えるシステムが皆無なのだ。
換言すれば、補助金制度があってもそれを利用できる条件が合わなかったり、応募しても落選し、落選となってもその理由が知らされない。
一方、ある落選した補助金について、当選企業のテーマの状況を追跡してみてもイノベーションに役立っていない。これでは補助金審査委員の能力を疑いたくなる。
弊社は、青色吐息で何とか9年続けてきたが、スタートアップが難しい社会環境に呆れている。
少しずつ前に進みながら思いだすのは高純度SiC事業をゴム会社で起業した経験である。
当時は経営陣の応援があり頑張ることができたが、周囲の妨害が激しく実験データを記録したFDを繰り返し壊されるに至り転職している。
それでもこの事業は、他社へ譲渡されるまで30年間ゴム会社で続いた。これは、創業者のマインドが伝承された経営陣の成果である。ちなみにゴム会社に入社すると全員に創業者の伝記が3種類配布される。
大企業で新規事業を推進するためには、まず経営陣が一枚岩となり、10年続ける覚悟をしなければいけない。
また企業風土にもよるが、大企業で成果を奪い合うような風土のある会社では、新規事業を独立した組織としなければいけない。これは研究所でいわゆる「いじめ」にあいながら推進した経験からの提言である。
カテゴリー : 一般
pagetopTGAには二種の測定モードがある。一つは等速昇温測定であり、もう一つは恒温測定である。
前者よりも後者の方が詳細で精度の高いデータが得られる。ゆえにTGAの使い方として、等速昇温測定を行ってから、緻密なデータが必要な時に、特定温度で恒温測定を行う、という手順となる。
ちなみに、この両者で測定精度の違いがどのくらいあるか、評価をした経験がある。例えばSiC生成の速度論的解析を行ったときに、活性化エネルギーが等速昇温測定では恒温測定よりも10%から20%高めに得られた。
恒温測定で得られた活性化エネルギーの値がSiC中のカーボンの拡散における活性化エネルギーに近かったので、等速昇温測定では誤差が大きくなったと推定している。
この時、2000万円かけて室温から2000℃まで1分以内に昇温可能な超高速昇温熱天秤を開発して測定している。それゆえ恒温測定モードの値には自信がある。
しかも、反応が起きない1000℃まであらかじめ加温しておいてから恒温測定を行っているので測定データには誘導期間の情報まで現れていた。
等速昇温測定では昇温速度が問題となるが、昇温速度を早くすると誤差が大きくなるだけでなく、失われる情報も出てくる。また昇温速度を早くすると測定データは高温度側へシフトする。
ゆえに、TGAでは10℃/minよりも遅い昇温速度で測定すべきで、DSCや粘弾性測定もTGAの昇温速度に合わせて測定すると比較できて便利である。
また、実務では10℃/minで測定すると600℃まで一時間でできるので都合がよい。
注意しなければいけないのは、15℃/minの昇温速度で600℃まで精度よく測定できない製品を使用する時である。
TGAは少なくとも昇温速度30℃/minで600℃まで精度よく昇温できる製品を選びたい。
その理由は、サンプルの昇温速度がガス流量の影響を受けるからで、ガス流量を多くすると温度が上がりにくくなる。
酸素濃度の影響を調べたいときに、酸素濃度の異なるガスを同一ガス流量で測定するのがよいが、実務ではガスの混合比を変えるよりもガス流量を変化させた方が簡便である。
補足だが天秤部分の構造により、ガス流量を変化させたときの浮力の影響に違いが現れる機種も存在する点にも注意するように。
昔真空理工が浮力の影響を受けにくく昇温速度が速くても精度よく測定可能な赤外線イメージ炉の製品を供給していたが、最近見かけない。
pagetop1月末までに料金をお振込み及びお申込みいただきましたお客様には、サービス価格送料及び消費税込み4600円で提供させていただいております。
1月末に出版されましたなら本サービス含めクリスマスサービス等すべて終了させていただきます。
2月以降は本体価格4800円となりますので消費税480円および弊社へお申し込みの場合には送料180円が必要となります。合計5460円となります。
是非今月中のサービス価格をご利用ください。
本書は実務における高分子について勉強したい方にも役立つ内容になっています。
pagetop最近は分析機器が進歩し、高分子の構造分析も昔より便利になった。しかし、便利な装置は皆高価であり1000万円以上する。
熱重量分析(TGA)は、600万円もだせば解析ソフトウェアーまで揃った立派な装置を買えるが、最近企業の実験室に見かけないことがある。
1970年前後には、TGAを用いた研究が盛んに行われており、高分子材料の研究には欠かせない分析装置の一つで、実験室に何台もあった。
TGAやDSCの問題の一つとして、分析結果に機種の差異が現れる。ゆえに科学的解析装置として敬遠される研究者もいる。
また、熱分析結果をもとに論理を展開すると時代遅れとばかりに論理全体を否定する科学バカな研究者もいる。このような研究者は熱分析装置が経済的に迅速なデータが得られる評価解析装置と言う側面を忘れている。
粘弾性測定装置まで熱分析装置とみなせば、この装置と、DSC、TGAの3種を揃えることにより、高分子を階層的に評価解析できる。
この3種の装置において、TGAは、高分子の一次構造や側鎖の情報など最下層の情報を測定できる。
カテゴリー : 高分子
pagetop人は気づきと学びで成長するという。21世紀になりパワハラに対して厳しくなり、指導方法の研修が多くなった。
コーチングブームはその一つであるが、最近はスポーツ指導にも浸透し、「怒らない指導」として実践されている、とTVで報じていた。
一方で首をかしげたくなるようなハラスメント訴訟がニュースで報じられるようになった。
おそらく怒らない指導がスポーツだけでなく広く社会の標準になってゆくのだろうが、それが効果を表し、成長する社会となるには、指導される側の準備も必要だろう。
かつて指導と言えば、声を荒げて叱咤激励するスタイルが標準だった。当時のスポコンドラマを今放送したら批判を浴びるに違いない。放送禁止用語も溢れていた。
良いところを褒めて成長を促す指導法が世界標準となったが、これが効果を上げるためには、指導される側の準備も必要と思われる。
世の中には根本的な生きる姿勢が間違っている人もいる。このような人には喝入れが手っ取り早くその人の根性を矯正できるのだが、今はそれが許されない。
性善説が前提となっている褒める指導が効果を上げるためには、自己実現意欲も影響する。指導者は指導される側の特徴をよく見極める必要がある。
(注)大学4年の卒業研究はアメリカ化学会誌4月号に一応掲載されたが、英文は助手の方が書かれた。しかし、その掲載された論文を読み自己実現意欲が湧いてきた。せっかくやる気が出てきたのだが、在籍した講座は教授の退官とともに閉鎖された。大学院は好きなところに行って良い、と言われたので無機材料の講座へ進学した。そこではSiCウィスカーやガラスの研究が行われていた。しかし、教授がホスホリルトリアミドの研究テーマを課題として設定してくださったので、調査研究から始めなければいけなかった。調査して驚いた。1970年までにその分野の基礎的な研究はほとんど終わっていた。仕方が無いので有機合成手法でホスホリルトリアミドをスタート物質として無機高分子合成を行い、2年間に4報ほど論文を書き、修士論文をまとめている。PVAの難燃化や、ホスファゼンとの共重合体など当時としては先端の研究で、ゴム会社で始末書を書くことになったホスファゼン変性ポリウレタン発泡体のベースとなった。高分子の難燃化技術のセミナー講師を20代から依頼されて、ホスファゼンはじめ耐熱高分子などを講義してきたが、講義しつつ修士2年間に寝食忘れ勉強しておいてよかったと思いだすことがある。人生において勉強だけを落ち着いてできるのは受験生時代ぐらいで大学に入れば様々な誘惑がある。社会人になれば勉強だけできる時間は確実になくなる。
カテゴリー : 一般
pagetopパワハラやセクハラ、モラハラなどハラスメントという文字を見ない日は無い。当方の大学4年時を思い出すと、今の物差しならばアカハラの極みだったように思われる。
大学院まで進学するつもりが無かったので、第二外国語の単位を取っていなかった当方は、まず研究室に入った日に助手の先生からその姿勢について叱られた。
すぐに雑誌会の資料としてドイツ語の論文を渡された。化学分野を勉強するならばドイツ語の論文程度は読めなくてはいけない、と再度叱られた。
教授がその年に退職するのでその研究室で大学院には進めない、と噂されていた。当方は大学院の進学を考えておらず、ただ1年ぐらいは真剣に勉強しようと選んだ研究室だった。
厳しい研究室とうわさがあり、教授の退官で研究室が存続するのかどうか不明と言う理由で、第一希望としてこの研究室を選んだのは当方だけだった。
しかし、教授から大学院の受験を勧められ、毎朝マンツーマンによるドイツ語の指導が始まった。
ありがたいことだが、その気がない学生にとっては地獄である。しかし不思議なもので1ケ月も勉強を続けたら、大学院を受けてみようという気になってきた。
卒業研究は、何か合成したいものを選び、その全合成を完成させてアメリカ化学会誌にその成果を発表することと言われた。当時天然化合物の実験室における全合成が流行していた時代である。
ちょうど野依先生の不斎合性に関する研究が理学部で盛んに研究されていた時でもある。野依先生からは指導なのか叱られたのかわからないアドバイスを頂いた体験もある。
パチンコ屋にはシクラメンの香りが流れていた。そこでシクラメンの香りの全合成をテーマにしたいと申し出た。実験は大変だったが、卒論提出締め切り1週間前に全合成ルートの実験結果と卒論の下書きを完成することができた。
ところが、卒業論文の提出締め切り前日に、100報近くの論文を渡され、それをまとめて第一章とするように指示された。
指導してくださった助手の先生は、毎日読んでいなかったから悪い、と言われたが、それらの論文の存在を知らされてなかった。
4年生ならばみな自分でケミカルアブストラクトを調べて論文を毎日読んでいるが、君は毎日実験しかしていなかった、と叱られた。
シクラメンの香りをその研究室の開発した化合物をスタートに合成ルートを見つける作業は難しく、さらに実験量も膨大だった。結局E体とZ体の分離をカラムで行い、何とかゴールまでたどり着いたのが卒論締め切りの1週間前だった。
泣いている時間も惜しいので徹夜して100件近くの英文の論文をまとめたが、その自分のパワーと知力に驚いた。アカハラの毎日がパチンコやマージャンの日々から解放し十二分に成長させてくれたのだ。
朝の座学のおかげで大学院には無料で進学でき、奨学金もあったのでゴム会社の12年間よりも裕福な二年間を過ごすことができた。先生に感謝している。
カテゴリー : 一般
pagetop以前事業企画においては、企画書の書き方よりも他の要因対策の理解が重要と指摘している。それは大なり小なり、組織内で提案される事業企画では、少なからずイノベーションを起こす内容となるからだ。
イノベーションとはどのようなことかは詳細説明を省くが、それが起きれば現状からの変化を組織に所属する人間は受けることになる。
とかく人間は、現状のまま平穏に暮らしたいと考える傾向にある。年をとればますますその傾向は強くなる。
青年期の悩みの書は昔から多いが、中高年の悩みの書を扱っている本は少ないし、あっても老化からくる悩みに関するものだ。
自ら変革の嵐の中に身を投じた中年あるいは老人(一般に老人がそれを行うのは無謀あるいはバカとして扱われる)の悩みを扱った書は無い。
もしあればどなたか紹介していただきたいが、年配者ほどイノベーションを嫌う、ということは、死というゴールを意識すれば自然なことである。
ゆえに経営に関わる人間が若手にプロジェクトを任せたと言っても、内心は大きなイノベーションを怖がっているぐらいに考えて事業企画を練る必要がある。
但し、これを忖度してはいけない。あくまでも事業企画については、まっすぐあるべき姿を目指すべきであるが、その表現方法に工夫する必要がある。
例えばイノベーションの組織に与える影響を正しく評価し、それを補う対策を十分に行わなければ企画の立案さえも大変な苦労をすることになる。
これは実際に苦労を体験してみないとわからないかもしれないが、年配者だから苦労を理解して協力してくれると期待していると痛い目に合う。
ゴーンが一つの事例である。カリスマ経営者と持ち上げられたが、その実態は説明の必要が無い人物だった。
一方、タイヤ会社で出会った誠実真摯な経営者もいる。しかし、そのような経営者でも定年には逆らえないのだ。2年以上の長期の企画では、実行期間中の組織体制にも配慮しなければ良い企画にならない。
カテゴリー : 一般
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