東京家政学院大学が男子枠を設けて学生募集を行うという。それが昨日ニュースになっていたが、ジェンダーフリーが叫ばれるようになって10年以上経つのにニュースとなっていることに違和感を感じた。
さらに今時男性が家庭科教員を目指すときに女子大へ通わなくてはいけないことや、男性家庭科教師が1割未満というのも時代の流れを考えたときに不思議に感じる。
そもそも老々介護が問題となってきた20世紀末に男性も家政科の学問を学ぶ重要性が社会で検討されていなかったのは問題である。アカデミアの対応に疑問を感じている。
当方は、少しずつ料理の時間を増やしてきたが、料理を作るにも基礎知識が重要であることに気づき、最近少しずつ調べ始めた。しかし困ったのは、言葉の問題だった。ところが、最近は生成系AIのおかげでサクサクと勉強ができている。
例えば、料理について少しでも栄養バランスをコストとの関係で考えようとしたときに、知が必要となるのだが、それを生成系AIは手軽に提供してくれる。昔ならば、専門書とまず格闘したはずである。
遊びで料理を作っているあいだは、さほど知の必要性はなかったが、日常の仕事と捉えたときに、知の重要性が出てくる。それを生成系AIが提供してくれることに気づいたのだが、家政科に限らず近い将来専門家を含めたアカデミアの関係者で失業者が増えるのではないか。
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アカデミアは、生成系AIに負けないように知をリードしなければいけない。老人大国ニッポンとなり始めたが、介護サービスだけでは間に合わない。新しい家政学が重要な時代となったことに気づいているのは当方だけか?
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少子化となり、結婚すれば二人で4人の老人の面倒を見ることになる。100歳まで生きる時代では、親が亡くなる前に配偶者が病死するリスクがある。元気な老人が介護を担う世界を想定すればよいのだが、同居を前提としない家政学は重要な知の一分野である。
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今はどのように新入社員研修を進めているのか知らないが、当方がゴム会社に入社した80年前後のとき、修士までの新入社員は半年間人事部所属の研修期間で、10月に職場配属された。
この研修期間は、大変中身の濃い内容で、ドラッカーを読んでいた当方にとっては納得のゆくカリキュラムだった。この研修が無ければ、12年間我慢して研究所に勤めていなかったかもしれない。
10月に配属された研究所は、新入社員研修で学んだことが、無駄になるような職場だった。新入社員研修そのものをバカにしている上司や研究員が多かったからである。
研究開発本部長も経営者には見えず、責任感の無いいい加減なリーダーだった。セラミックスフィーバーとなり、宮崎緑氏がMCを務めたNHK「日本の先端技術」の録画が社内で4回も放映されたにも拘らず、見ていなかった。
社長が交代し、「電池」と「メカトロニクス」、「ファインセラミックス」を3本柱として多角化を行う方針が出されても研究所の方針は変化が無かった。そもそもどのような方針だったのか記憶が無い。
新入社員研修では方針管理が徹底した経営の会社という説明があったが、研究所だけは適当だった。本部長は本部長室の一室に閉じこもり、研究部長は大部屋の机に座ったままで、毎日挨拶をする機会が多かった。
タイヤ関係の管理職と廊下ですれ違うことが多かったが、研究所の管理職とはトイレで顔をあわせるくらいで、廊下ですれ違わないのが謎だった。研究所の実験室で管理職の顔など見たことも無かったが、タイヤ部門のバンバリーを借りるときに、たまに作業場でタイヤ部門の管理職に挨拶をしていた記憶がある。
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主だった都市でオーバーツーリズムが問題になっているが、名古屋がその問題都市に入っていない。おそらく外国人観光客が少ないのだろう。日本においても、かつて大いなる田舎と言われたりして観光地の印象が乏しい都市である。
しかし、それほど魅力の無い街かと言うと、そうでもない。かつてはパチンコが話題になったが、今は産業観光が話題である。豊田自動織機やノリタケの森など名古屋駅周辺に無料で楽しめるスポットがある。
少し足を延ばせば、岡崎には八丁味噌のまるややカクキュウが無料で味噌工場の見学をさせてくれる、カクキュウには赤だしレストランがあり、おいしい食事を有料で食べられる。
また、栄には松阪牛の金馬簾や名古屋コーチンの鳥しげなど地元ならでは和食レストランがある。味噌カツはご当地グルメとして有名で、どこで食べてもその店独特のみそだれがおいしい。
名古屋城はコンクリートのお城で魅力は無いが、熱田神宮はそれなりに楽しめて、あつた蓬莱軒でひつまぶしを食べながらヒマつぶしができる。
熱田神宮の凄いところは、くさなぎのつるぎがあることだ。これが名古屋人でも知らない人が多いのは残念である。名古屋大学近くの桃巌寺は、一度境内を覗いてみる価値がある。地下鉄本山駅から名古屋大学へ行く途中にあり、初めて見たときにはびっくりした。
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名古屋には産業観光の意外な穴場があり、それをネットで探す楽しみがある。ノリタケの森はじめ名古屋駅周辺は初心者向けだが、ネットにも出ていないところがある。
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先日グーグルマップにも出ていないお城の廃墟が話題になったが、名古屋には話題になっていない意外なスポットがあるので興味のあるかたは、散歩をされると良い。
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例えば、ギター好きならば星野楽器や荒井楽器など公開情報の乏しいところから、石原裕次郎の白壁の町のような昔有名だったところまで、今は誰もおとづれないスポットがある。
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ゴム会社で30年ほど前にテストマーケティングされた電気粘性流体は、70年ほど前にウィンズローにより発見された新素材の実用化の成功だった。この材料の実用化技術を短期間に開発したために当方はゴム会社で高純度SiC半導体治工具事業を立ち上げながら、転職しなければいけなくなった。
アメリカのタイヤ会社を買収し、リストラの最中だったので問題とされず、殺人も起きたかもしれない研究の妨害事件は隠蔽化された。
U本部長から交代したI本部長が事件を隠蔽化したのでエスカレートして3人が退職(注)する事態までなったのだが、発端は電気粘性流体でデバイスを組み上げるときに使用するゴムからブリードアウトする物質により、電気粘性流体が失活する問題を一晩で解決したことである。
先日のシンポジウムでデータサイエンスを用いて解決したことを発表したが、DXとリストラとが複雑に絡み合って進行しとんでもない事件が起きた、と説明している。
当時の研究所では、たとえ実用化できるように問題解決できたとしても、非科学的方法は排除されたのである。データサイエンスで見出された界面活性剤さえも第三成分と呼べ、と歪曲された。これは科学を指向しているにもかかわらず矛盾した行動である。
パワハラはじめ各種ハラスメントが常態化していた研究所の出来事だが、この事件が起きる前には、当方の管理していた3000万円の電気炉が当方の許可なく廃棄される事件まで起きている。その後、隠蔽化できず新聞に載るような大事件が起きる序章のような出来事が研究所で始まっていた。
兵庫県知事のパワハラが問題となっているが、このような組織内の問題について、発覚したならばすぐに対応しなければ、被害者の心の傷は癒されず、トラウマとして残る。あるいは、被害者はトラウマを解決できず自殺するかもしれない。
兵庫県知事の問題では実際に自殺者が出ているが、このような事件では被害者は頑張って生きて告発していただきたい。加害者は権力を背景に反省などしないのである。
(注)以前書いているが、写真会社へ転職後、先に転職したT君と偶然福井大学で再開し、当方は福井大学客員教授に推薦されている。人生とは不思議である。誠実真摯に生きることが大切だ。
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昨日日本ゴム協会によるシンポジウムがあった。2時間時間を頂きオブジェクト指向とデータ駆動、深層学習について解説するとともに、それらソフトウェア工学の成果を利用した材料開発事例を紹介した。
DXが話題となっているが、マイコンが登場してから、この50年間のイノベーションは人類の思考に大きな影響を与えたように思う。当方がゴム会社に入社した時には、非科学的な材料開発はご法度であり、いかにも科学的であることが求められた。
もはやそのような企業は無いと思うが、30年前には、FDを壊されたりナイフが机の上に載っていたりとひどい目にあった。当方含め3人が転職する事態になっていたが、当時の研究開発本部長は事件そのものを隠蔽化した。
今なら許されないことである。自殺していなくてよかったと思う。このように当時の社会的にも問題となるハラスメントをDXの進展における出来事として語れる。
また、上司に命じられ、会社の仕事を行うのに80万円のローンをさせられた体験も昨日話した。それだけの扱いをされた時代から、40年以上経ったら、当方の新しく始めた非科学の方法がソフトウェア工学として社会で当然の時代になった。
哲学者イムレラカトシュは、科学と非科学の境界は時代により動くと言っていた。非科学の方法で答えを見つけ、科学の方法でそれを証明するのが当たり前の時代になった。この方法がよくわからない人は弊社へご相談ください。
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昨日表題の記事を見つけた。3位は英語で2位は国語、1位は算数あるいは数学だという。あまりにも当たり前の答えでがっかりした。もしそうでなければ義務教育期間が無駄だったことになる。
しかし、これはある意味つまらない結果であって、音楽とか体育、図工などがトップに来るぐらいの授業を義務教育でやってほしい。当方は時代背景もあり、家庭では音楽の無い時代で、学校で習った音楽体験が人生で貴重だった。
もっとも楽しい思い出ではない。しかし、ここに書けないような思い出なので、役立ったのである。小学校の高学年の時に母親は女学校時代の友人の娘様が音大の先生をやっているとかで本格的なボイストレーニングの機会を得ている。
また、父親はボーナスをはたいて、コロンビアの卓上ステレオを買い込んできた。このとき、我が家は一度に音楽が溢れる家庭になった。
もっとも小学校から中学卒業まで音楽の評価は5であり、親が慌てた理由が成績が下がるといけない、という理由だった。算数や国語でもないのに、両親は教育熱心だった。おかげで中学校まではすべて5という成績だった。
当時はこれが良い成績だという自覚は無かったが、受験校に入学して、それを維持していた義務教育の時代を懐かしく思った。もっとも高校時代は素点しか通知表に記載されていなかったが、その素点からおおよその成績を理解できた。
結局当方にとって大人になって役立った科目は音楽であり、およそその才能の無かった当方にとって音楽の授業はギターが趣味となるきっかけになっていた。
趣味がギターだからといってギターが上手に弾けるわけではない。いつまでたっても「禁じられた遊び」以外弾けないのだが、下手なギターを練習するたびに、いろいろと気づきがある。
これが年を重ねるきっかけとなっている。年齢とともに自ら反省する機会の少なくなる難しさをご存知の方には理解していただける思う。孔子は40にして惑わず、と言っていたが、死ぬまで惑い、認知症を予防しなければいけない時代になった。
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小学生の頃に象が乗っても壊れないアーム筆入れ、という商品がヒットしている。TVで実際に象に踏ませて壊れないところをPRしていた。
映像で見る限り、象の全体重が筆入れにかかっていたわけではないが、それなりのインパクトがあった。同様に今でも記憶に残っているナイロンザイルの事故は、高分子の破壊について講演するときに常に思い出す。
奥穂高の事故を扱った井上靖の「氷壁」は、当方が3-4歳頃の新聞小説で、その後映画化やTVドラマ化されている。だから、実際の事故について記憶が残っていたわけではない。
小学校時代に見たTVの記憶である。最初のTVドラマではフジTVの昼メロ(注)として放映されており、記憶が正しければ、人妻と密通しロッククライミングで滑落する男性を渋い二枚目の山崎努が演じていた。
この思い出は、その後必殺仕事人で念仏の鉄の演技を見ていて興ざめした体験として残っている。小学校高学年の午前中の授業だけの時に帰宅すると、この昼メロを見ることができ、ナイロンザイルの事故として一生懸命見ていた。
氷壁は長編小説であり、読むのに大変だったが、この昼メロを見ていたおかげで、中学の時に一気読みしている。このような経験から、古い事件でありながら、小説と実際の事件との区別がつかず、鈴鹿高専の実験を見ていたような錯覚まですることがある。
また、念仏の鉄と滑落死した人物が一緒なのは、必殺仕事人を見ているときに邪魔な記憶だった。特に鉄が女郎と遊んでいるシーンを見ると人妻との密通を思い出し、喜劇に映ったのである。
ところで、ナイロンザイル事件はTVドラマのような浮ついたものではなく、長い間裁判が行われ切れるはずの無いナイロンザイル事件として当方が成人するまで新聞でたびたびニュースとして取り上げられている。
ちなみにこのナイロンザイルはT社製の糸をTS社がロープ化したもので、企業と被害者がそれぞれ公開実験を行い戦っている。このように泥沼化したのは、高分子材料の破壊機構について科学的に不明点が多かったからである。
科学的に不明だから企業に過失はない、というのは法的に正しいのかもしれないが、思春期の当方の目には良い印象が残っていない。T社もTS社も日本を代表する立派な企業であり、例えばPPS/6ナイロンの技術は、脆いPPSを高速で動作する複写機部品として使えるようにした素晴らしい技術である。
しかし、パーコレーションの問題を解決できなかったのは残念で、技術サービスからド素人と評価された当方が3カ月でコンパウンド工場を子会社の敷地に建設しなければいけない事態になっている。
この時、脳裏にあったのは、辛抱強くナイロンザイルの問題を訴えた被害者の兄の姿である。PPSの力学特性を改善する技術には成功したが、半導体としての電気特性を安定化させる技術に失敗している点に気づいていない問題を深く議論することをすぐに諦めている。半年後には製品に搭載しなければいけない部品の責任者だったからである。
二律背反の技術は、科学では解決しにくい場合が多い。そのとき科学で分かっていないからモノはできないでは困るのだ。今月19日にこの事例とともに問題解決の方法をゴム協会シンポジウムで2時間講演する。
何をこの時考えていたかについても話す予定でいるので聞きに来て欲しい。セラミックスが専門の人間がリスキリングできたDXの効果についてご理解いただけるのではないか。
ちなみに、材料の破壊力学が金属やセラミックスに適用され、一応の完成を見たのは、1980年代のセラミックスフィーバーの時であり、高分子の破壊についてはまだ細々と研究が続けられている。
しかし、金属やセラミックスで線形破壊力学の考え方の正しさが確認され、K1cというパラメーターは弾性率同様に物質の固有の値という認識ができつつある。
当方が、材料の破壊に関心があるのは、プラモデルが登場した時に今は無くなった今井模型の社長からケミカルアタックの説明と壊れた部品の代わりを送られた思い出からである。
ナイロンザイル事件について新聞のニュースで知ったのは小学校高学年になってからであるが、昼メロ以外に氷壁のドラマをその後数回見ることになり、高校生の頃にナイロンザイル事故が同日に2件起きたセンセーショナルなニュースはワイドショーでも扱われ今も覚えている。
そして成人した時に法制化されたニュースを見た記憶が残ってる。同様にTVドラマを通じて印象に残っているのは、「わたスキ」が放映された時に頻発したABS製スキー靴が壊れる事故である。
高分子材料の破壊について、学術的な思い出よりもこのようなTVドラマとの関連で関心が強く、今も興味深くその研究成果について勉強している。
(注)この昼メロを今から思い出しても少し憤りを感じる。いくらナイロンザイルの結晶化による靭性低下が原因という機構が分かっていないから、といっても、滑落原因を人妻との密通が原因であるかのような展開だったからである。一方で鈴鹿高専の先生が辛抱強く研究成果を発表されて、それが新聞で取り上げられたりしていた。すなわち高分子の破壊がこれほど社会問題化された例を当方は知らない。「私をスキーに連れてって」では、スキー靴の問題を扱わず、モータリゼーションの世相を描くのに一生懸命だった。デートカーという言葉も生まれ、その後プレリュードが大ヒットしている。プレリュードは、バブル崩壊後売れなくなってカタログから消えたが、最近ホンダはプレリュードを再登場させると発表している。初任給バブルの時代にヒットするか?
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樹脂のコンパウンディングには二軸混練機が主に使われる。ゆえに樹脂材料を扱っている技術者は、コンパウンドの性能と言えば二軸混練機でコンパウンディングされたペレットをイメージするようだ。
射出成形体に求められる性能が低い場合には、ペレットに対する性能のレベルは低く、問題は起きにくいが、射出成形体に難燃性や帯電防止、さらに半導体的性質を求められたりすると、ペレットに対する要求性能が高くなる。
しかし、コンパウンディングメーカーから提供されるペレットでは、なかなか成形体の性能を実現できないと感じている技術者は、一度ロール混練でコンパウンディングした樹脂で成形体を試作していただきたい。
もし、ロール混練して製造されたコンパウンドで成形体の性能を実現できたなら、コンパウンドメーカーにカオス混合をお願いしてみることをお勧めする。
20年近く前に、半導体無端ベルトの押出成形を担当したが、ペレットの性能が低く、押出成形における歩留まりが10%前後だった。そこでニーダーやロール混練して押出成形を行ったところいっきに100%まで歩留まりが上がった。
コンパウンドメーカーにカオス混合をお願いしたところ、素人は黙っとれ、と言われたので、自力でカオス混合プラントを建設し、ペレットの生産を行い、押出成形の歩留まりを100%に引き上げるコンパウンドの生産を開始している。
20年近く経ち、二軸混練機によるカオス混合も常識になってきたので、とにかくペレットの高性能化を希望される成形体メーカーはコンパウンダーにカオス混合を依頼すると良い。もし、素人は黙っとれ、というようなコンパウンダーが現れたなら弊社へご相談ください。
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子供の頃、プラモデルでスーパーカーを作って走らせていたら数日で壊れた。ギアボックスが外れたのである。よく見るとギアボックスの取り付けてあったところにヒビも入っていた。
ケミカルアタックである。この話は以前書いたが、高分子と油の組み合わせには注意が必要である。また、最近のTVの画面の最表面は樹脂フィルムであることも多いので、洗剤のついた布で拭かない方が良い。
TV画面は、取り扱い説明書をよく読んで拭き掃除を行うこと。昔はブラウン管だったので心配なかったが、今のTVの画面掃除は取説に従って行う必要がある。
20世紀末から、身の回り製品の外装が高分子ばかりになった。突板張りもフィルムに木目を印刷した高分子である。我が家の食卓テーブルは100%木製で一部セラミックスが張り付けてあるが、最近ニトリで似たようなデザインのテーブルを見つけたが、表面は樹脂だった。
恐らく耐久試験が行われているので、食用油がこぼれても問題が起きないようになっているだろうと思われるが、勇気のある設計だと思う。
ガソリンのポンプにPPSを用いてリコールを行った自動車会社が最近あった。ガソリンが直接触れる部品に高分子を用いる時には、十分な品質管理が前提となる。
高分子と油の組み合わせにおいて、SPが離れておれば大丈夫とか、ケミカルアタックはSPに気を付けておれば大丈夫とか言う記述を見たことがあるが、これは誤解を招く。自動車会社のリコール問題も、油に溶けにくいPPSという性質のため油断してリコールとなっている。
ケミカルアタックではSPだけで判断してはいけないのだ。このあたりは、あまり知られていないので、不安な方はお問い合わせください。
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ゴム会社の12年は、現代に通じるマネジメントを学ぶのに良い機会だった。およそ昭和のダメマネジメントのすべてを体験するとともに、著書も多い浦川取締役という研究開発マネジメントに長けたリーダーにご指導いただき、その方のご指導で高純度SiCの事業を住友金属工業とのJVという形で立ち上げている。
この方は、昨年4月にお亡くなりになったので、もうすぐ一周忌である。この方の前任者Y取締役は任期半ばで解任されている。本部長室でゴルフクラブを振り回し天井の蛍光灯を壊したり、横断歩道で老婆を跳ねた管理職の事故を隠蔽したりと、役員として短命であられたことに納得がゆく方だった。
日産の役員も今世間から批判されているが、とりわけ社長についてはすでに後任が発表されたにも拘らず、その無能ぶりがネットで批判のネタになっている。ゴム会社の経営は厳しく、このような社長が誕生する余地はない。
大会社でダメ経営者が生まれるのは、やはり、人事評価がうまく機能していないのだろう。人事評価の実際の問題はなかなか表面に出てこない。
ゴム会社で高純度SiC半導体治工具事業を0から立ち上げた当方の12年間の人事評価をこの欄で公開したい。なぜゴム会社でタイヤ以外の新事業が育ちにくいのか、なぜゴム会社はタイヤ業界で世界一になれたのか、も見えてくると思う。
初任給30万円だの景気のいい話が今日本で溢れているが、その前に経営者はやらねばならないことがあると思っている。現在抱えている人材をどのように戦力としてのポテンシャルを上げるのか、難しい時代である。
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