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2025.11/13 光学用樹脂

PETやPC、アクリル樹脂、ポリオレフィン、その他の特殊なポリエステル樹脂など光学用樹脂は多数あるが、ポリオレフィン樹脂の伸びが著しい。


ポリオレフィン樹脂として、ゼオネックスとかアペルは2000年頃からレンズ用樹脂として市場成長し始めた樹脂だが、射出成型時にそれぞれの樹脂に問題が存在するが、公開されていない。


ゼオネックスは、ポリスチレンを水添した樹脂だが、面白いのはポリスチレンの性質を引きずっており、成形条件を検討すると、120℃以上のTgが85℃前後になる。


最初にこの実験結果を見たときにびっくりし、再現性を見るために押出成形機で押出を行い、低Tgの再現性を確認できた。


またゼオネックスもアペルも非晶性樹脂として知られているが、これは嘘である。溶媒に溶解して溶媒を飛ばしながらゆっくりと乾燥すると結晶化させることができる。


こうした性質を発見した時に、それぞれがレンズの品質問題と関係しているらしいデータを得たのだが、担当者は信じてくれなかった。


20年以上経過したので当時のデータを公開しようと考えている。これらの樹脂を使用していて、原因不明の品質問題に困っておられる方はご相談ください。

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2025.11/12 ワークライフバランスの過ち(3)

ドラッカーは、貢献と自己実現を働く意味とした。また、二つ以上の異なる世界を持つようにアドバイスもしている。すなわち、組織で働く時間よりも人生が長くなった問題を論じていた。


昔植木等のスーダラ節が流行ったように、サラリーマンは適当に働くのがよい、という空気だったように思う。このスーダラ節はワークライフバランスの先駆けだったのかもしれない。


また、当方が新入社員の時に、よく主任研究員から趣味で仕事をやるな、と叱られた。一方でその仕事のやり方で、他の人よりも早く成果を出すことを褒められたりしている。


当時、始末書騒動で勉強したオブジェクト指向を業務に取り入れていたために趣味で仕事をやっているように見えたのかもしれないが、最後は主任研究員がそのやり方を皆に説明してくれないかと相談してきた。


しかし、非科学的方法であり、研究所では反感買いますよ、とお断りしている。実際に当方のやり方は、周囲から批判されていた。ゆえに主任研究員は、当方に学会発表の機会を用意してくださって、科学的方法で仕事をやっている、と周囲に説明してくださったりしている。


この主任研究員も当方の仕事のやり方を正しく理解している訳ではなかった。当方は当時ワークとライフは同じものであり、研究所にいる時にはオブジェクト指向で仕事を行い、独身寮ではその結果を科学的に組み立てなおしていた。

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2025.11/11 直葬

葬儀を行わないで火葬のみを行う葬儀の形態を直葬というのだそうだ。ある僧侶の嘆きが記事になっていた。たしかに直葬が一般的になったら、僧侶の仕事の大半が無くなる。


父親の葬儀の時、警察関係者と親戚だけでご近所は一人だけだった。近所付き合いが20年無かったのと父親の年代の生存者が誰もいなくなったことが原因で簡素な葬式となった。


しかし、通夜からフル装備の葬式を行って満足している。おそらく葬式は遺されたものの満足感で決まるのだろう。死んでしまってから、誰が葬儀に来たのかなどということは考えることができないし、生きているときに想像も難しい。


仮に派手な葬式を遺言として残しても、誰も参列しなければ、恥をかくような想像をできる。コロナ禍3年目あたりから葬儀の連絡が入るようになり、参列するようにしているが、当方の知人が誰もいない葬儀や、閑古鳥が鳴いているような葬儀が多くなった。


コロナ禍が世の中の慣習まで影響を与えた、と思っていたら、わざわざ直葬を事業としている会社も現れたという。高くても数十万円しかかからず、ビジネスとして伸びているという。


ただ、不思議に思うのは、直葬の場合に遺された人たちの気持ちの整理をどのようにするのだろうか、という問題である。「偲ぶ会」というものを葬儀の後いつのころからか、行われるようになった。


若い時に葬儀にも出て、偲ぶ会にも出て学んだのは、故人との関係が薄い時には葬儀が便利であるということだ。偲ぶ会で笑いながら酒を飲んでいる風景を見るのは、どこか心の整理ができない時もある。


また、年末に喪中の連絡を受けたときに葬儀の連絡が無かったことに複雑な気持ちになったりする。特にお世話になった方の喪中のはがきにはいつまでも尾を引くケースがある。


直葬に対する僧侶の嘆きは経済的な香りがするが、直葬が一般化すると困る人も出てくるかもしれない。しかし、僧侶の嘆きの記事にはそのあたりが書かれていないので、これも時代の流れなのだろう。


僧侶は葬儀の形式を心配するのではなく、生きている人の精神状態あるいは心の在り方を考えるのが本来の仕事なのではないか。それが、葬儀のような式にだけ目を向けているので世の中の流れにおいてかれるのだ。


ハラスメントやワークライフバランスへの疑問が出て来た今、僧侶の仕事は多くなっているはずである。これが理解できない僧侶は僧侶としての資格が無いのではないか。

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2025.11/10 MIは定着したか

MI(マテリアルズインフォマティクス)は、定着したか。日本で流行して10年、MIで新技術が生まれた、というPRは聞くが、ここだけの話も聞こえてくる。


タグチメソッドが日本に上陸してから35年になる。この手法は自動車業界はじめ技術で製品開発を行わねばならない分野で定着している。


新卒者向けのセミナーの依頼を受けたりするので定着していると思われる。弊社ではタグチメソッド解析用Pythonプログラムコードを吐き出すAI及びデータ管理プログラムを配布しており好評である。


しかし、MIについて相談を受けた経験が無い。弊社ではMIをDXの一つとして指導しており、タグチメソッドもMIの一種として指導している。


そもそもMIはデータオブジェクトを基に知を取り出す作業なのだ。データオブジェクトがどのようなものかMIを行わなくてもその姿を描く手法を指導している。これ以上弊社の指導内容を書かないが、高分子同友会の勉強会で一部その実績を公開している。

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2025.11/09 ワークライフバランスの過ち(2)

始末書を命じた上司はお亡くなりになったが、お葬式に参列し驚いたのは、当時の同僚含め職場関係の人が誰もいない閑散としたものだった。ゴム会社の関係者のお葬式については、葬儀の連絡を受けると参列するようにしているのだが、大抵はゴム会社の関係者で賑わっている。


この上司は、新入社員の当方が楽しく仕事をしていると、「趣味で仕事をするな」と叱責するようなワークとライフを分離する職場教育をされていた。当方はドラッカーの著書の8割ほどを読んでいたので、働く意味について、貢献と自己実現という考え方だった。


最近インターネットで、日本を代表する大学の女性研究者が、「やりがい詐欺」に警鐘を鳴らしている発言をされていることを知った。この脳科学者によると仕事にやりがいを感じるのは良くないのだそうだ。


当方のゴム会社の12年間は、貢献と自己実現の12年間であり、自ら仕事にやりがいを見出そうと努力していた。昨日書いた始末書騒動でもそれにやりがいを見出すためにオブジェクト指向の論文を読んで始末書の内容を考えていた。


子供の頃、バカなことは休み休み言え、とわがままな当方は父親から叱られて泣いていた。母親は、今言っていることを一緒に考えようと優しく慰めてくれたので、気づきと学びで成長できた。


この習慣があったので、始末書を命じられた時に、バカなことを命じられたと思い休み休み考えるため、ソフトウエア工学の論文を読み始めたのである。考えることは好きだった。


しかし、バカなことと分かっていても始末書の内容について喜びながら考えることができなかったので、そこに楽しさを見出そうとソフトウェア工学の論文を手にしたのである。ただ、それだけのきっかけだったが、沼にはまった。

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2025.11/08 ワークライフバランスの過ち(1)

未明の3時から会議を開催したことがニュースになり騒動になっている。約50年前、数日会社に宿泊し、工場実験用のホスファゼンを合成して、難燃性ポリウレタンの工場試作に大成功した新入社員時代を思い出し、世の中の変化に驚いている。


この工場試作の大成功がその後始末書騒動となり、新入社員なら査定に響かないから、という理由で、始末書を書くように命じられている。てっきり会社に宿泊してホスファゼンを合成したことが問題になっているのかと勘違いした。


数日会社に宿泊し工場試作の準備をしたことを反省しますと書こうとしたら、それは書くな、と言われ、結局上司が満足できる始末書の内容になるまで、業務停止し、始末書の内容を数日考えていた。


始末書の内容を考えるために図書室に籠ったところ、図書室でソフトウェア工学の面白い論文を見つけた。オブジェクト指向の黎明期であり、アルゴリズムとデータをどのように扱うのかが問題となっていた時代である。


世界初のポリウレタンを開発せよと言われ、その工場試作に大成功したところ、始末書を書くことになったのも、難しい問題ならば、アルゴリズムとデータの扱いも難題だった。


図書室に籠り、オブジェクト指向と始末書の内容を考える地獄にはまった。ホスファゼン変性ポリウレタンについてオブジェクト指向で記述したところ、ホウ酸エステルとリン酸エステルの組み合わせ難燃剤の企画を思いついた。


結局始末書はこの新しい企画のシーズとしてホスファゼン変性ポリウレタンの工場試作が必要だった、という内容でまとめて騒動が終結している。これは今から考えると若さゆえの頭の柔軟さだと思っている。


今なら始末書を命じられた時点で辞表を提出している。約50年前、なぜこのように素直に始末書を考えて書こうとしていたのか、不思議に思うことがある。しかし、初心に戻って思い出してみると、働くことに純真で考え方が健全だったことに気がついた。

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2025.11/07 高分子成形体の検査をAIで

高分子材料の信頼性を確保するために、オンライン測定あるいはインライン測定、アットライン測定、オフライン測定が行われているが、そのDX実装が進んでいる。


AIを使う技術が主流だが、このAI技術を難しくとらえている方が多い。そこで弊社ではその理解を促すために、基礎編にあたる本をアマゾンで出版しました。


実はAI技術そのものもDXで安価に活用できるように無料のPythnで無料のAIツールが公開されている。これらを利用すれば、自社開発も容易であるが、その敷居が高いために、大手が高額なサービスを提供している。


弊社では、自社開発を行えるようにPythonのプログラミングの指導を行っていますので、お問い合わせください。今の時代、どのような産業でも、技術者はPythonを自由自在に扱えることが常識になりつつある。


要するに「学び方」のノウハウさえ分かれば、無料の環境で最先端のソフトウェア技術を自由自在に扱えるように弊社は指導しています。

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2025.11/06 高分子材料

金属やファインセラミックスに比較し、高分子材料は信頼性が低い、と思っていた方が良い。セラミックスも信頼性が低い材料だが、強度部材の信頼性については非破壊検査で信頼性を上げることができる。


電子部品の材料において高分子材料は絶縁体としての実績があり、それなりの信頼性が備わっているように誤解されている。


構造材料としても電子材料としても高分子材料は信頼性が低いので、それを高めるように研究開発が行われるのが一般的であるが、公開される品質問題を見ていると、そのような配慮が行われなかった事例が多い。


どのような製品に応用する場合でも、高分子材料については最初に信頼性の問題をどのように対応するのか考えてから研究開発を行うと失敗は無い。


このような漠然とした話では分かりにくいかもしれない。もし、高分子材料の品質問題で悩まれている方は一度ご相談ください。信頼性の問題は、結構気がつきにくい。

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2025.11/05 人物評価

企業における人事評価制度は、企業の成長戦略において重要である。しかし、完璧な制度は無い、というのが現状だろう。


例えば、日本を代表したN社の現状を見れば明らかである。独自技術で魅力的な車を市場に供給している。ただ、経営陣の問題が商品の評判にも影響しているようである。


N社の状態は、現場の技術者たちが頑張っている企業の典型的な姿だろう。ただ、その技術者たちの力量も将来はーーーこれ以上書かないが、日本の問題をN社は象徴的に示しているのかもしれない。


弊社は、そんな日本で頑張っていこうと努力している技術者を応援するために、低価格なセミナーを提供しております。価格はわけあって出せないので、是非お問い合わせください。


さて、メジャーリーグのWSも終わり、活躍した選手たちの評価のニュースが報じられている。山本投手が日本人初のサイヤング賞受賞となるか、注目が集まっている。


ここで面白いのは、ドジャースを2連覇に導いたデーブ・ロバーツ監督が監督賞の候補にも挙がっていないことである。昨日、WSにおける戦力ではブルージェーズのほうが勝っていたのに、ドジャースが優勝したのである。


確かにシーズン通じてみると、薄氷を踏むような試合が多かった。特にリリーフ陣が崩れて逆転負けする試合が目に付いた。しかし、それでもWS2連覇である。それなりの力量のある監督と思われるが、メジャーリーグは面白い。

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2025.11/04 数値ではブルージェイズが勝利

 今回のワールドシリーズが面白かったのは、戦力で勝っていたブルージェイズが、負けたことである。例えば、このシリーズに限って公開された数値を比較した以下を見ていただきたい。

 

ブルージェイズ:チーム打率 .261/出塁率 .341/長打率 .389

ドジャース:チーム打率 .201/出塁率 .296/長打率 .354

 

攻撃の強さという観点では、ブルージェイズがドジャースを圧倒しており、それが7戦戦って負けたのは、1発の威力と山本投手の存在が大きい。


すなわち、ワールドシリーズの勝敗はクライマックス場面での一打、救援の働き、守備や走塁、審判判定・幸運など複合要因で決まる。


今シリーズも、Dodgers は第7戦9回のロハスによる同点弾や延長でのスミスの決勝弾・リリーフの踏ん張り等“重要局面での着実なプレー”が勝敗を左右していた。


ゲレーロJrやカーク、ビシェットなど長打力と打率成績に優れた人材を揃えてもドジャースに勝てなかった要因として、山本投手の3勝という成績が示している。彼がMVPであることに間違いないのだが、それ以外にドジャースにはキケのような面白いプレイヤーがいたことが大きいように思う。


また、ポストシーズンすべての戦いで捕手を務めたスミスとか、今年引退を決めているロハスを打率が悪くても起用した監督の采配がうまく当たっていた。野球がチームプレイであることを思い知らされるWSだった。

 

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