癌の5年間の生存率が発表されたが、癌の種類により大きく異なることがニュースで報じられた。当方は20年以上前の50歳の時に人間ドックにはいり、膵臓にポリープが見つかっている。
しかし、膵臓という臓器では対応方法が無い、と医者に言われた。見つけておいて対応方法が無いと言われたので、恐怖とともにしばらく家族にも内緒で悩んだ。
悩んでいる間に窓際となり、悩まなければいけないことが増えた。とりあえず、膵臓のポリープ問題は棚上げし、100歳まで生きると決断している。
100歳まで生きるために何をしなければいけないか、本来は哲学的な問題のはずであるが、世の中には、断捨離方法も含め、具体的に様々な解説書が出版されていたのに驚いた。
もはや死は恐れることではなく、準備して迎える時代になったのだ。確かに今の医学のレベルであれば、定期検診とかかりつけ医の相談をまじめにやっておれば、癌の早期発見も可能である。
当方もこの半年間、血液検査から癌の疑いがでて調べているのだが、致命的な病巣は見つかっていない。血液検査で出た値も、薬のおかげで正常値に戻った。驚いたのは、膵臓のポリープが消えていたのだ。
人間ドックの結果を話し、念入りに調べてもらったが、異常は無いという。20年前の検査にミスが無ければ、これは驚くべきことである。また、100歳まで生きるコツとして、笑って過ごせ、というのがあった。
窓際になって、写真会社とカメラ会社の統合があり、半導体無端ベルトの押出成形プロジェクトのリーダーを代わって欲しい、と言ってきた部長がいた。
コンパウンドを高分子技術では世界的に有名な企業から購入し開発していたので、カオス混合の知恵さえ教えれば簡単にできると思って引き受けたのだが、最初の打ち合わせで、「素人は黙っとれ」とぴしゃりと言われ、頭が真っ白になった。
せっかく窓際から解放されて100歳まで生きる上での悩みが無くなったと思ったら、営業技術部長から奈落の底に落とされるような宣告である。
そこで、ゴム会社時代にお世話になった社長に一部始終相談したら、世界初のラインであれば当方の技術を信用しお手伝いします、となった。そして、その社長が用意してくれた舞台で、無事歩留まりが70%を越えるコンパウンドをたった1カ月で生産できるようになった。
その結果をもとに、予算外でこのライン購入用の8000万円を出していただき、子会社の敷地に移設し、3カ月で子会社でPPS/6ナイロン/カーボンのコンパウンド生産が始まっている。
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横浜市長のパワハラを堂々と告発した人事部長は、それなりの勇気ある人物だが、記者会見を開いたところは、少々納得がゆかない。
確かに、今時の時代にあのような記者会見で告発すれば、市長は彼を更迭しにくい。また、仮に更迭されたとしても世間が味方になる。おそらく文春砲は援護射撃をするだろう。
しかし、この問題のあるべき姿は、仮に年上であってもそのパワハラ姿勢について、アドバイスして解決すべきだろう。ただし、すでにアドバイスしてもそのアドバイスに対して市長に逆切れされての記者会見だったとしたら、また記者会見の価値も異なる。
当方の場合、指導していた新入社員Aが突然いなくなった。そして、高純度SiC事業スタート時に入社した、セラミックスの専門家がここだけの話として、転職するといってきた。
職場における当方の状況は命を狙われてもおかしくない状況だという。確かにナイフが机の上に置かれていたり、実験室の使用頻度の低かった電気炉を勝手に廃棄されたり、最初のFDを壊されてから、ひどい状況が続いていた。
パワハラの方が明るい状況と表現したならば伝わるだろうか。高純度SiC事業をやめろ、と無言の圧力を研究所の中でかけられていた。
そこで、傾斜機能粉体や微粒子分散微粒子など微粒子の構造制御を行った最先端の材料を電気粘性流体のプロジェクトに提供し、耐久性問題解決だけでなく、その物性も一気に実用化レベルへ押し上げてみた。
しかし、状況は変わらず、1991年10月1日朝に特別快速に偶然乗っている。転職後もしばらくは高純度SiC事業を引き継いだ管理職のサポートをしたが、その方はもう故人となられた。しかし、手紙が残っているが、これまで公開するようなアクションをとっていない。
人生が面白いのは、誠実に行動すればいつかそれが報われることだろう。たまたま、写真会社と福井大学とで共同研究を行うことになって、当方が窓口担当で出張したところ、突然いなくなった新入社員Aがそこで勤務していた。そして、彼のおかげで客員教授に就任している。
高純度SiCの事業はその後もゴム会社で継続され8年前に(株)MARUWAへ譲渡された。人との関係、仕事との関係など社会人は、その人生で様々な関係を持つことになる。
その関係を大切にしつつ問題解決する、ということが、如何に難しいか。パワハラが無くならない原因でもあり、その対応の仕方を横浜市役所人事部長は示したのかもしれない。
しかし、望ましくは人事部長が横浜市長にアドバイス、それを市長は受入れ関係者に謝罪し、仕事が続けられる姿だろう。今回の件で、横浜市長が賢ければ人事部長を更迭しないかもしれない。
議会がどのように動くのか興味深いが、パワハラ問題について、いつでもその加害者の首を切るのが正しい解決策とは限らない。ラブホ密会市長でも再選されている。
常識で考えて頂けば、ラブホ愛用市長は、大変恥ずかしい状態である。健全な男女がラブホで密会していたことを市長の説明で納得している市民がいるとは思えない。
皆が同じことを想像しながら投票しており、お相手はすでに辞職している。市民の視線と無言の声を聴き期待に沿うよう市民サービスに取り組む姿勢は、どのようになるだろう。しかし、これがパワハラであれば、市長のサービスを少し想像できるのではないか。
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今回衆議院の解散と同時に立憲民主党と公明党の合併が発表された。中道を目指す政党となるそうだ。中道といえば、やや左に傾きかけた立憲民主党から独立した国民民主党がある。
これで中道の政党が二つできたことになる。諸派乱立状態の政治の世界において、政党への支持率が高くないところで、2党の合併をやってみても、おそらく得票率は合併前より下がることが予想される。
公明党は合併前より小選挙区から撤退を表明していた。立憲も支持率が落ちていたところである。この二つが合併して果たして支持率が上がるのだろうか。
中道を看板にした政党以外に政治の世界では、左派と右派があり、自民党より右に二つの政党が、共産党より左に一つ、共産党のすぐ右に一つの政党で今度の衆議院選挙は争われる。
政治家の頭の固さに疑問を持っているが、国民民主党が急激に支持者を増やしたのは、政党の魅力ではない。党首が不倫してもその影響が小さかったことから、政党よりも政策提案能力を支持したのである。
左右や中道という見方をすでに国民はしていない。ゆえにあの社民党も生き残っておられるのだ。その存続にどこに意味があるのか、といえば、何か国民のためになる新しい視点での政策である。
ラサール石井氏が当選したのも、彼のタレント活動で見せていたユニークな発想に期待して投票した人が多いのではないか。もし、社民党が現在の看板のまま戦うのであれば、政党からの脱却というパラドックス的な提案をしたら面白いと思う。
左でも右でも中道でもなく、社会と人民のためになる問題解決集団、社民党、というのは面白くないか?その能力のある人材を集められるかどうかにもよるが—-
今回の公明と立憲の合併は、保守対中道という対立軸が鮮明に国民へ浸透した時、その他の政党は一気に存在感を失う可能性がある。国民民主党は、社民党以上に衆院選の戦略が重要になってくる。
もし、自民党から中道へ流れる候補者が出てきたならば、国民民主党の存在感は薄くなる可能性がある。公明党に支えられていた自民党議員の中にはそのような動きをする人がいるかもしれない。
今度の衆院選は、意外にも二党制復活を決める選挙になるかもしれない。もし、中道がそれに失敗したならば、立憲と公明が一度に消える可能性がある。どのように流れるのか、中道の支持者が増え国民民主党の支持率が下がれば、少し面白い選挙戦になりそうである。
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科学の視点でPPSと6ナイロンが相溶しない理由を説明すると、まず極性と分子構造が異なるので、それぞれの分子間相互作用の種類が異なる。
例えば、PPSは、芳香族主鎖で、非極性〜弱極性、剛直・結晶性高いが、6ナイロンは脂肪族主鎖で、強極性(アミド結合)で水素結合が支配的である。
また、 溶解度パラメータが大きく異なり、Flory–Hugginsのパラメータ χ が大きく、混合エンタルピーが正になる。
さらに、PPSは高融点で高結晶化速度であり、6ナイロンは比較的低融点で水の吸収で結晶化が影響を受けたりして 結晶化挙動が全く異なる。
ゆえに、溶融混練しても、技術的工夫が無ければ、冷却時に別々に結晶化して明確な相界面が形成される。
ところが、脆いPPSの靭性を改善する目的で、反応性相溶化剤である無水マレイン酸変性ポリマーやエポキシ官能基含有樹脂を用いたり、ブロック/グラフト共重合体を添加し、両者の相溶を目指した特許が存在する。
高いレベルの高分子技術持っているコンパウンドメーカーの特許には、相溶化剤を添加した特許もあれば、相溶化剤を添加していない特許も存在する。ここが面白い。ただし、いずれも20年以上前の出願であり、今では公知技術となっている。
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ゴム会社に入社してよかったことが幾つかある。ERFさえ担当しなければ転職していなかった可能性が高い。よかったことの中でトップに来るのが、混練の神様と呼びたくなるような技術者に3か月間直接ご指導いただいたことである。
おそらくこれまでの人生で出合った社会人で、最もレオロジーと実務との関係を理解されており、オブジェクト指向による材料開発を志向していた技術者かもしれない。ただし、世間に対し少し斜に構え、みかけ一生懸命仕事をされていないところが気になった。
昇進が遅れていたのは、おそらくこの一点が原因ではないかと思って他の方に聞いたら、若いころと雰囲気が変わった、とのこと。
研究所の風土はアカデミックさが充満していたが、この方は製品化に注力したほうが良い、と小生にご指導くださった。すなわち、製品から研究テーマを企画するようにご指導くださった。
午前中は座学で、午後は学んだ知識をもとにロール混練を中心とした業務という毎日だった。回転速度の異なる二本のロールがただ動いているだけであるが、運転条件とスキルによりカオス混合が可能になるという。
ニップ上のバンクは単なるゴムだまりではない。この塊の中でもゴムの流動が起きており、良好なロールバンクの状態を維持する技術を最初に学んだ。
すなわち、ロールのクリアランスと投入量、ロール温度などの条件設定により、混練効率は大きく影響を受けるので、それをまず「実感」することがロール混練の基本という考え方からである。
ロールに巻き付いたバンドを見ているだけではだめなのだ。また、返し技も重要で、これがスキルの必要な危険作業となる。樹脂補強ゴムという混練が難しい配合でロール混練の技を磨くことができた。
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科学ではχが0とならない系では相溶しないことになっているのに、5種類のナイロンとPPSの組み合わせそれぞれで透明になったのである。腰を抜かしたことで、中途採用の若者が優秀であると理解できたが、同時に当方を信用していなかったことに落胆した。
おそらく、相溶してからスピノーダル分解が生じるので、ナイロンに分散しやすいカーボンがソフト凝集を起こす。そしてそのソフト凝集を起こした、高抵抗体がパーコレーション転移を生じるので、カーボンが高度に分散して生じるパーコレーションよりも抵抗変動が小さくなる、とホワイトボードで説明したことを信じていなかった可能性が高い。
業務がひと段落したところで、改めて、配合を変更せず、何故このプロセスでうまくゆくのか質問してみた。PPSと複数の種類のナイロン樹脂とが当方の予言どおりにストランドの状態で透明になった衝撃が大きかったのか、カオス混合技術を当方がどうして知っていたのか、この若者は逆に質問してきた。
そこで、ゴム会社に入社した時の最初の指導社員が混練の神様のような人で、当方に二軸混練機でカオス混合を実現する方法を考え出すことが宿題と言われた話をしている。
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東工大扇沢研究室から発表されたPPS/4,6ナイロンの相溶に関する研究論文に人生をかけてみた。科学論文なので、また東工大扇沢研究室の研究ならば間違いないだろうという期待を利用し、コンパウンド工場を建てている。
4,6ナイロンが相溶するならば、4のついていない6ナイロンも相溶すると、素人なら誰でも思うだろう。その論文を印籠代わりにプレゼンテーションしたら、誰も疑わなかった。
コンパウンド工場を3か月で立ち上げるために、中途採用で優秀な高分子に詳しい若手技術者を一人獲得している。彼と退職間際の技能員、当方の3人でプロジェクトチームを編成した。そして根津の中小企業に依頼し、ラインを立ち上げたのだが、ラインができたときにPPSと各種ナイロンとをコンパウンディングしている。
驚くべきことに、すべての種類で透明なストランドを弾くことができた。今でも忘れられないのは、中途採用の若者が、最初に樹脂液が透明になって出て来たので、腰を抜かしたことである。あやうく労災となるところだった。
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鮮やかな攻撃でアメリカ側の損害を最小限に目的を実現したトランプ大統領について、アメリカ国内外で賛否両論がある。少なくとも世界平和の常識から、やってはいけないことをやってしまったのである。
彼は、自分の良心で今回も含め実行している、と傲慢なことを述べている。たとえ相手が悪くとも、ルールを守る、という大原則が、崩れた。
WEBに流れるニュースでは、現在の状況を説明するために第二次世界大戦前夜を持ち出す記事が多い。しかし、今ほど国際ルールが明確であり、ほぼ世界中が地球のあるべき姿に向けて歩んでいた時代は無いので、必ずしも当てはまらないのではないかと思う。
まず一つ期待したいのがアメリカ国内の民意である。ポストトランプの動きが出ることを願っているが、次の大統領選までに今以上の悲劇が起きなければよいが—-
かつて、社長印が押された契約書で住友金属工業とのJVが始まったとき、担当者が当方一人という問題以外すべてがルール通りに動いていたおかげで社外とのJVをスムーズに実行できた。
しかし、本部長が交代し、電気粘性流体(ERF)の事業化テーマが買収したファイアーストーン社とのシナジーを生む、と位置づけ、当方にもその仕事を命じてきた。当時ゴムからのブリード物でERFがヘドロ状態となり、事業化どころかその機能さえ研究開発しなければいけないほど、研究の完成度が低かった。
それに対し、「界面活性剤を用いてERFの耐久性問題を解くことができない」という科学的に正しく技術的視点では誤っている否定証明の大論文を提出した研究者がいた。それを新しい本部長は世界初と高く評価し、当方に加硫剤も可塑剤も老化防止剤も何も入っていないゴムを開発せよ、と無茶苦茶な命令をしてきた。
1979年に指導された伝家の宝刀であるマテリアルズインフォマティクスを使い、一晩で耐久性問題を解決できる界面活性剤をデザインした。そして、それは見事にERFの耐久性問題を解決し、実用化へ一歩近づいた。
さらにその効果発現機構がわからず材料設計ができなかった粒子に対して、傾斜機能粒子はじめ3種のデザインされた粒子を合成し、ERFを設計したところ、世界一の応答性を示す実用化可能な流体ができた。
するとFDが突然壊れはじめ、その他おぞましい事件が起きて、2人の若者と当方が転職しなければいけない状況に流れたのだが、犯人の謝罪はなく、うやむやにされ隠蔽化された。
その数年後、転職先で社長室乱入事件をニュースで知ったが、一人の人間の良心が法律となった世界とは、独裁と変わらないのである。その重大さに気づくまでに、小さな社会でもルールを守ろうとすれば声なき大きな犠牲が払われる。
日本は、国際社会のあるべき姿に向かって進むべきであり、ここは安易にトランプ支持を出すべきではない。アメリカ第一主義で突っ走るトランプについて行ったところで、国際社会から軽蔑されるだけである。
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PPSと6ナイロンは、科学を信じる限り基本的に相溶しません。これは高分子科学でほぼ確立した見解です。ゆえに、Wパーコレーション転移制御技術をシミュレーションによりデータマイニングして見出した研究(注)を高分子学会技術賞の審査会でプレゼンテーションしても落ちてます。
せっかく有名な先生にご推薦頂いたのだが、申し訳ないことをしたと、今でもこの技術開発について反省している。
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恐らく国内トップメーカーのコンパウンドで量産に成功していたなら、そのメーカーと共同で審査会に臨み、技術賞を受賞していたかもしれない、と思っている。但し、その場合には歩留まり10%前後で大赤字となっていた。
20年間このコンパウンドの量産が続いているが、トラブル無しで安定しているそうだ。そのベルトのDSCを測定するとTgは一つだけ現れる。
PPS/6ナイロンの配合でポリマーアロイをカオス混合で製造すると透明なストランドが得られたので、退職まで眺めていたが、5年間透明だった。
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(注)パーコレーションを理解できておれば、世界トップレベルの高分子技術で知られるコンパウンドメーカーの研究者でもデータマイニングできる簡単な方法である。マテリアルズインフォマティクスが常識となった今なら誰でも行える、というよりもその動機が出ないといけない。動悸と息切れが常態化した年齢になったが、独創的なアイデアを出すためには、強い動機が不可欠ではないか、と思うようになった。残念ながら、マテリアルズインフォマティクスの日本におけるブームは2015年頃からだが、当方は1980年代からマテリアルズインフォマティクスを実践していた。そしてそれが問題となり、ゴム会社から写真会社へ転職している。マテリアルズインフォマティクスが研究所では嫌われる、廃仏主義の視点でみられる時代があったのだ。しかし、科学を唯一の方法とみている時代は終焉しつつある。科学を道具として使い、その他の非科学の道具も積極的に活用できる時代になったのだ。技術者にPythonは常識である。Pythonの入門程度の内容であれば、無料のWEBセミナーを用意してますのでお問い合わせください。
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単純なこの3成分の配合だが、コンパウンディングプロセスの設計で全く異なる2種のコンパウンドを作り分けることができる。そのコンパウンドの一つで押出成形を行った時に、無端ベルトを製造すると、抵抗変動のほとんど起きない安定な状態となる。
しかし、このコンパウンドは科学の視点では説明の難しいポリマーアロイである。科学の視点で100点満点のコンパウンドの場合には、押出成形でかなりの工夫をしない限り、周方向の抵抗を安定化できない。ほとんどが、1000倍以上抵抗変動のあるベルトとなる。
国内トップメーカーの技術者に、使い物にならないコンパウンドをカオス混合で改良して欲しい、とお願いしたら、「素人は黙っとれ、勝手にコンパウンドラインを作って生産しろ」だったか忘れたが、これに近いひどい言い方をされた。
半年後に、押出成形で歩留まりを70%以上で半導体無端ベルトを製造しなければいけないのである。責任者の立場では必死になる。その結果、昨日書いたように3カ月でコンパウンド工場を立ち上げ、まったく同一の配合で全く異なるコンパウンドを量産しなければいけなかった。
この苦労は、コンパウンディングをご存知の方であれば想像がつくと思う。もし、想像ができないのであれば、問い合わせていただきたい。20年前の苦労話をWEB会議でお話しいたします。
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ちなみに、コンパウンドメーカーの名前とカオス混合の掛け算で特許検索をしていただくと2007年以降数件の特許が出てきます。
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