2026.07/06 AIと技術の伝承(1)
恐らく今大手企業では、AIの導入による業務の効率化やSAASの墓場の年と言われているように、ソフトウェアーの見直しを始めているのではないか。
すなわち、AIエージェントの導入により、これまで事務部門で導入してきた各種エキスパートシステムが不要となっただけでなく、一気に研究開発部門の合理化まで進めることができるようになった。
しかし、ここに大きな落とし穴がある。本日技術情報協会主催で開催される当方のセミナーでは、AIを研究開発部門へ導入する前に準備しなければいけないことや、導入時に重要なポイントを解説する。
おそらくこの方面について大手コンサルタント会社が気がついていない点なので、コンサル会社担当者も聞いていただく価値がある。当方の50年以上に及ぶ研究開発体験を踏まえた講義である。
なお、当方は創業時に70歳で引退するつもりだったが、この大きなイノベーションを前にもりもりとやる気が出てきて、死ぬまでにイノベーションの結末を見届けたいと思うようになった。
そのような気持ちにさせたのは、中国である。3年ほど前から熱心に当方に研究指導の依頼をしてきた。コロナ禍で蘇州ナノポリスの顧問を辞職したつもりでいたが、新たに海外高度人財カテゴリーAとかに推薦されたとか伝えてきた。
駐在は無理だから、顧問の時のような労働条件で、と申し上げたら、それでも良い、ということになり、今月から毎月2週間は中国で技術指導を再開する決心をした。
中国はR人材ということで10年分のビザを無償で発行してくださった。これにはびっくりした。10年後と言えば80を過ぎるので、どうしようという心配が出て来た。
ところで中国の技術指導というと後ろ指を指す人がいるかもしれないが、蘇州ナノポリスの時にも「千人計画」と言って、中国は積極的に海外人材を取り込んできた。薄給であり、やましい仕事はしていない。
旧7帝大を退職された先生も多く中国で教鞭をとられている。精華大学には当方の知人が2人ほどおられ、浦東空港でお会いし、びっくりした。すなわち、公開された立場で優秀な老人が堂々と指導をされている。問題は、日本でこのような制度が無い点である。
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