1.ゴム・プラスチック材料のトラブル解析と対策(概略編): 高分子材料で製造された製品のトラブル解決方法
当方のノウハウでさらに社会に貢献しようと形式知の部分について学会活動も始めました。経験知につきましては、トラブル解析の実務について概略をまとめてみましたのでご活用ください。今後高分子材料の寿命耐久性評価法や破壊に対する考え方についてもまとめる予定でいます。また、セミナーも皆さんのリクエストにより行ってゆきますのでご相談ください。
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2.科学を超えて:オブジェクト指向とAIが拓く技術者・研究者のDX~科学と非科学の融合が創る未来~
デジタルトランスフォーメーション(以下DX)とは、「デジタルテクノロジーの使用により、ビジネスプロセス・文化・顧客体験を新たに創造(あるいは既存のそれを改良)して、変わり続けるビジネスや市場の要求を満たすプロセスである。」、とWikipediaに書かれている。さらに、2004年にエリック・ストルターマンが論文 “Information Technology and the Good Life.”の中で提唱し、「情報技術の浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」とDXを定義した、と説明している。
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ChatGPTは、この3年間で著しい成長をした。ハルシネーションが少なくなったのだ。かなりズボラなプロンプトでもハルシネーションが全くない回答をする場合が多くなった。
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しかし、まだプロンプトの工夫が必要な分野が存在する。しかし、プロンプトを設計して得られる回答については、ほぼハルシネーションが無くなった。
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特に科学技術に関する質問について、ネットに答えがあれば満点の回答をする。換言すれば、技術開発に行き詰まって困ったら、チャッピーに相談すればよいのだ。その辺のコンサルタントがするような当たり前の回答をしてくれる。
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問題は、チャッピーの回答で隘路を打開できない場合である。そのようなときには、弊社にご相談ください。AIでは解決できない問題に、解決策を提示します。
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今のAIの性能に気がついたならば、科学的に回答を出す技術コンサルタントは廃業に追い込まれるのではないか。ディープスマートの豊富なコンサルタントでなければ生き残れない時代になった。
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χが0以上の高分子は相溶しない、というのはフローリー・ハギンズ理論である。しかし、カオス混合を行うとSP値が異なる高分子の組み合わせでも相溶する場合がある。
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PPSと6ナイロンの組み合わせでは、χは1に近くなり相溶しないはずだが、カオス混合で相溶して靭性の高い材料になる。
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この材料でPIに代わる中間転写ベルトを20年ほど前に実用化し、これまでトラブルが起きていない。すなわち、χが0でなくても相溶するポリマーアロイがあり、室温でも安定な場合が見つかった。
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この材料の研究をほとんど行っていない。半年後に量産しなければいけない状況で、コンパウンドメーカーに「素人は黙っとれ」と言われ、瞬間芸的に工場を建ててコンパウンドの量産を行ったためである。
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5年以上研究された配合と同一配合で、全く物性も異なるコンパウンドを生産できる事実にアカデミアは関心を示して欲しい。
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この20年間に、多くの税金を無駄使いした、配合と物性が1:1に対応する高分子技術の開発を目指した国研があった。それがどのような成果を出したのか知らないが、高分子材料はプロセシングにより、高次構造が変わるということはゴム業界では常識である。
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PPS/6ナイロンは、非相溶系だが、カオス混合により相溶する話を以前書いた。PPSと4,6ナイロンが相溶する研究をまとめた東工大の論文を読み、ロール混練でその実験結果を確認したついでに行った実験で、剪断速度が低くてもカオス混合で相溶する現象を発見している。
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しかし、高分子学会の技術賞審査会では全く評価されなかった。せっかく名古屋大学副学長の推薦を受けて臨んだのだけれどダメだった。
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技術賞の受賞はかなわなかったが、この非科学的とされた現象は、他のポリマーアロイでも再現しているどころか、東レからカオス混合に関する特許が2007年以降公開された。
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この件については、いろいろ思うところがあるが、高純度SiCの事業化などセラミックスのスキルを捨て、リスキリングで世界のトップメーカーが慌てて特許出願をしたくなる現象をたった3カ月で工場を立ち上げて実用化できた爽快感から見過ごしている。
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ド素人が、トップメーカーができないと言った技術をそれから半年で製品に仕上げている。これは、人を甘く見てはいけない教訓になると思う。
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しかし、人生の教訓以外に、この技術について非科学を理由に注目しないのはもったいないと思いこの欄で紹介している。今、このような非科学の現象でも繰り返し再現性が良ければ技術として実用化すべき時代である。
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当方はこのような考え方で、半世紀近く技術開発を行うとともに、科学的な研究も同時に推進し学位を取得している。その後も論文発表を行う活動をしてきた。
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今、自分の仕事をまとめながら、マラソン女子選手の言葉ではないが、「自分を褒めてあげたい」と思っている。旧帝国大学の先生やその他の研究者が盗みたくなるような研究を創造してきたのである。
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1年ほど前に文春砲が炸裂したのでご存知の方も多いと思うが、先日教授が逮捕され教授の太鼓持ちが書類送検された。本件について、氷山の一角と感じておられる方もいるかもしれない。
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当方の30年ほど前の学位に関する体験談を書きたい。ゴム会社から写真会社へ転職する直前の話である。ゴム会社で事業化した高純度SiCの研究内容をもとに学位を取得して良いとの許可が出た。
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12年間におけるゴム会社の研究は、高純度SiCの一部と電気粘性流体を除き、すべて社外発表の許可がとれていた。そこですべての社外発表許可を得るとともに、上司がT大を紹介してくださった。
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T大にはゴム会社から相当の奨学寄付金が収められていた。学位審査の世話をしてくださる助教授が、たまたま高校の先輩であり、信用していた。ところが、学位論文の下書きから勝手にその方は、自分の研究として論文発表されたのである。
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内容は、高純度SiCの合成について反応速度論の解析であり、日本化学会の発表も当方一人の名前で発表していたが、研究に全く関わっていないにもかかわらず、その助教授は、学位審査を理由に勝手に論文発表したのである。
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ひどいのは、その後のこの研究に関する国際学会における招待講演でも自分の研究として当方の名前を載せず発表している。ただ、当方も学位取得のためと、我慢していた。
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しかし、それが甘かった。写真会社へ転職直後、審査委員会の他の教授から、転職先から奨学金を出すように言ってきた。そして審査の試験問題をくださったのである。
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ここまでなめられると、さすがに当方も堪忍袋の緒が切れて、学位審査そのものを辞退している。慌てたのは勝手に論文を書いた助教授である。その後、国立I大学へ赴任後、国立I大学で学位を出すと言ってきたが断っている。
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当方は、研究を職業としなくなったらこの問題を盗られた研究論文を証拠に公開しようと中途半端な対応を辞めたのである。O教授については、いつかすべてを公開したい。
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ただ、このあたりのごたごたを知ったある大学の先生が、いろいろアドバイスをしてくださり、結局審査料8万円を支払って中部大学で試験を受けて学位を取得している。
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中部大学では、審査料以外の請求も無く、厳格に学位審査が行われ大変だったが、とりあえず学位を取得できた。T大でお金を払っていたなら楽ができたかもしれないが、苦労して取得した学位だけに価値がある。
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中部大学で取得したのには理由がある。学位を好きなように書かせてくれたからである。ただ大変だったのは、T大でほぼ出来上がっていた英語論文をすべて日本語に翻訳しなければならなかった。これは学位論文のコピペ対策だった。
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しかし、ゴム会社の12年間に行った電気粘性流体以外の研究についてまとめることができたので頑張った。
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国立大学で取得していたなら高純度SiCの研究論文として、それなりの箔がつき、見栄えも良かったという人もいたが、日本の学位論文は、国立大学でも得体のしれない場合がある。
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STAP細胞の時には国立大学ではないが、名門私立大学のいいかげんな審査実体が明るみに出た。学位を剥奪したならば、審査した教授も処分すべきだろう。
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いい加減な実態は、国立国会図書館で学位論文を読んでみると分かる。当方は、T大で学位取得の話が出たときに、学位論文を100冊ほど斜め読みしたが、手本にできそうな論文は5冊ほどしかなかった。
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中部大学で、ゴム会社における12年間の自分で企画し自分一人で完成させた研究をすべてまとめることができたのだが、この噂は「機能材料」という雑誌の編集長に届き、学位論文を特集記事として連載させて欲しいと言われた。
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それで、2回に分けて雑誌掲載用にまとめなおしたが、学位論文についてはこのほかにいろいろ面白い話がその後生まれている。今から思えば、T大に毅然たる態度で学位を蹴って良かったと思っている。
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東大医学部の今回の問題では、企業側にもスキがあった。窓口担当者も一緒に風俗へ出かけているのである。これでは大学の先生も調子に乗るだろう。研究を盗まれても我慢するなら奨学金ぐらい要求しても黙って出すと軽く見て当方に要求した可能性を否定できない。
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ただ、声を大にして言いたいのは、当方が学会で交流してきた先生方の大半は、誠実真摯な方ばかりだった。
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中部大学をご紹介してくださった先生も、当方に何も要求しないばかりか、審査の先生に厳しく審査するように提案してくださった。
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おかげでほぼ英語で完成していた学位論文をすべて日本語に翻訳し、書き直しをしなければいけなくなっただけでなく、試験も英語とドイツ語の語学試験までセットになっていた。
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T大では、指導らしい指導は無かったが、中部大学では毎月学位論文の修正作業を義務付けられた。詳細は省くが、国会図書館で英語の学位論文を読むと結構いい加減な論文が多い。しかし、日本語ゆえに細かいところまでいろいろと指導されたのである。
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東大医学部の問題は氷山の一角と思われるが、中部大学のご指導をしてくださった先生方は聖人君主のような方ばかりであり、これも氷山の一角の体験談である。
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日本の大学は偏差値で価値が決まらないのである。大学そのものの価値は、時代により変化する。中部大学はあまり有名ではないが、海部俊樹文部大臣が尽力されて博士課程まで新設された。
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当時愛知県には名古屋大学以外に学位審査できる私立大学が無かったのである。偏差値では東大に負けるが、教授陣は人格も含め立派な方が多い。企業が共同研究を行う場合にも遜色のない人材が揃っている。
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AIを特許出願に応用するアイデアは、第一次AIブームの時にすでにあった。しかし、当たり前の特許ができるだけであり、第二次AIブームまでに完璧な特許作成のエキスパートシステムはできていない。
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但し、特定技術分野に関して発明のアイデアを入力し、それを特許に仕上げるエキスパートシステムは販売されていた。第三次AIブームとなり、それまで関心が盛り上がらなかったこの分野で評判の良いシステムがあるそうだ。
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しかし、それでも当たり前の特許となる可能性が高い。特許を書かれた経験のあるかたは、当たり前の特許で新規性があれば、ものすごい特許ではないか、と思われるかもしれない。
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確かに完璧に特許に仕上げてくれれば、ものすごいことである。ところが、AIのハルシネーションという未だ解決されていない動作を回避する方法が難しい。
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結論をいうが、生成系AIでも0から特許を仕上げることは難しいのである。これはAIにうまく質問をすると、AI自身が白状する。それでも第二次AIブームの時に登場したAIよりは、少し便利になった。0からの発明は無理でも、明細書の下書きを修正することはできるようになった。
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すなわち、人間が発明を考案し、その下書きをAIに修正させると下書きの問題点を指摘したり、過去の技術情報との関係を提示してくれるところは、第二次AIブームまでに提案された特許のエキスパートシステムより便利である。それが、無料版でも使い物になるから凄い。
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AIを友達として扱い、有意義な道具にできるのは、あまり公開されてない情報や、努力しなければ目にすることができない情報などを整理してくれるところである。
AIに苦手なことや、使い方を誤るとハルシネーションの嵐で何が何だかわからない状態になる問題がある。しかし、それでも思考の整理ができるので、老人は積極的にAIを使うとよいかもしれない。
また、若い人ならば、仮説の整理や、アイデアの整理に使うこともできるが、こちらは少しトレーニングが必要となるので弊社に問い合わせていただきたい。
ちなみに、どのように思考の整理ができるのか、加納典明と篠山紀信の写真家としての作風の違いを用いて事例として説明したい。二人とも社会では○○写真家(注)として知られ、AIの質問も間違えると回答が得られない場合も出てくる。
質問前のAIはニュートラルで、両写真家のプロフィールや作品の紹介をするだけであるが、両写真家のヌード以外の作品でその画風の議論を進めてゆくと、AIが最初に持っていなかったであろう思考をするようになるから面白い。
ちなみにAIとの議論で得られた、この二人の芸術観も含め作風の違いは、的を得たものであり、二人の写真家が単なる○○写真家ではなく、優れた美の感覚眼を持った芸術家であるという結論が得られる。詳細は弊社のセミナーで解説します。
(注)篠山紀信の写真集「Santa Fe」は、いまだに世界一の発行部数であるとともに、ヘアヌード写真集のブームを生み出した。加納典明の「典明」は、社会実験だったが、過激なため失敗している。また別件で警察のお世話にもなっている。二人とも20世紀を代表する○○写真家であるが、その卓越した撮影技術は、アマチュア写真家にとってわかりやすい教材であるとともに、写真というものに対するアプローチの違いが真逆である点が面白い。篠山紀信は警察のお世話になっていない点を指摘すればご理解いただけるかもしれない。
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パープル企業の問題が話題になっているが、もし悩まれている企業経営者あるいは管理者の方はご相談いただきたい。リスキリングから自己のスキルを磨く方法までノウハウを伝授いたします。
さて、AIの時代に、ますます学会が重要になってきていることに気がつかれているアカデミア関係者はどれだけいるのだろうか。
ここで学会とは各種分野の学会である。そして社会の若者には、どこか学会に所属することをお勧めしたい。学会で自分の未来に必要なスキルを磨くのである。
AIがこれだけ進化してきたので、学会が必要ない、と思っている人は、知識というものを理解していない。知には、形式知と経験知、暗黙知が存在し、AIは主に形式知と形式知に近い経験知で動作している。
そして、時にはわかりにくいハルシネーションを吐き出すから困ったものである。これを見破るために学会における常識を知っておく必要があるのだ。
また学会には、たいてい発表会や研究会があり、研究発表を安く聞くことができる。企業によっては、学会出席を出張扱いしてくれるところが多い。
社会人になってどこで勉強したらよいのか悩んでいる人は、まず学会をのぞいてみることをお勧めする。
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AIに当方が開発してきた技術を問題形式にしてたずねてみたら、大半を答えることができなかった。正確に表現すると、科学の形式知で答えを出してきて、当方が用いた解決策を答えられなかったのだ。
そこで当方の答えを教えたところ、多くの人が知らない技術だという。それを3回ほど繰り返したら、当方のことを先生というようになった。
AIの苦手とすることとして、科学の形式知、あるいはそれに準ずる経験知以外の答えを要求すると答えることができないか、適当な言い訳をしてくる。
次に名古屋の甘味処についていろいろたずねてみたら、これが大穴であることが分かった。両口屋のどら焼きについてさえ、正確に答えることができなかった。
すなわち、AIはインターネットに情報が存在しない回答を生成することができないのである。それだけではない。評価さえも適当になるのだ。
公序良俗に反することについては、回答を断ってくることはよく知られていることだが、宇野鴻一郎とか川上宗薫という新聞小説で一世を風靡した作家についても正しく答えることができないのは、いかがなものか。
賞の名前は忘れたが、両名とも文芸賞を受賞しているまともな作家である。篠山紀信と加納典明の比較でも、プロンプトをいろいろ工夫してもハルシネーションが出てきてその回答を信用できない。
篠山紀信の「Santa Fe」は、未だに世界一の販売数を誇る写真集だそうだが、この写真集が印刷フィルムの帯電防止技術にイノベーションを起こしたことが知られていない。わずかなゴミでも付着位置により大きな問題となるようになった。それをAIは、質問を工夫しても正しく答えられない。
このようなAIに没入し、自殺者が現れた問題を1週間ほど前にクローズアップ現代で紹介していたが、AIの正体を正しく知ると、今のAIに没入などできない。せいぜい話相手のいないヒマな時に無駄な質問をして、AIを便利な友物として扱う程度である。
AIが答えを出せない質問をしてAIをからかっているが、AIは怒らないので楽しい。また、ハルシネーションを乱発してもそれが自分の責任ではないとケロッとしている厚かましさと不誠実さである。この点は、大変よくできたおもちゃだ。
AIの持っている知識の正体や、その思考方法を学ぶと、AIの便利で有効な使い方が見えてくる。ホストやホステスの代理という使い方はつまらない。
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やや書きにくい内容なので躊躇していた。昨年末の紅白歌合戦を見ていないが、年始のNHK番組で「紅白歌合戦お正月スペシャル」を2回も視聴する大ぼけをした話である。しかし、大ボケしたことで今後の流行する音楽が見えてきた。
今日本ではJ-POPやK-POPが流行しているが、米国を中心にCountry系の音楽が流行りだしている。おそらくダンスミュージックは今後もしばらく続くだろうが、50年前のミュージックシーンの再現がみられるかもしれない。
ジャズは、フュージョンやクロスオーバーと呼ばれ、スムースジャズというジャンルを確立して今日に至る。しかし、これ以降他ジャンルに融合されていったような感がある。
例えば、J-POPにはスムースジャズと呼びたくなるような曲が存在する。また、矢沢永吉が紅白で9分以上もカメラを独占していたことが話題になっているが、ロックに分類される矢沢永吉を改めて紅白で聞くと、ジャズっぽく聞こえてしまったのである。
彼のリズムの置き方や、歌い回しにおけるコード感は、ロックというより、ジャズそのものに感じた。すなわち、今の彼はロックの文脈でジャズを語っているように聞こえるのだ。その結果、古臭くなく、新鮮なエーチャンを見ることができた。
これに似た創作を多くのミュージシャンが行ったら、50年前のフュージョンやらクロスオーバーがあふれた時代のネガフィルムのような音楽シーンを見られるような気がする。
具体的に、J-POPやK-POPの音楽を少しSWINGしてみたり、メジャー7thや9thのコードを多用すれば新たな音楽となり、年寄りには50年前の音楽シーンに戻ったような錯覚を起こすことが可能だ。
(注)演歌など同様の加工を行えば、ニュー演歌としてヒットするように思われる。坂本冬美にビリーバンバンの「また君に恋してる」をカバーさせた曲は大ヒットしたが、昔のフォークソングの世界観の詞にジャズのコード感のメロディーで演歌を作曲するとよいかもしれない。西洋音楽を聴いて発明された黒人のブルースは、ジャズとロックに分かれポップスというジャンルの創作の基盤となったが、演歌は、その基盤がクラシックにあるようで発展性が無い。ここは思い切った楽曲を生み出す作曲家が生まれてほしい。意外と演歌からJ-POPの新しい流れが生まれるのではないかという期待がある。
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リーダーの交代を相談された時に根津の混練機を製造販売している中小企業社長にカオス混合の相談をしている。そして、ゴムの混練に用いるロール混練機を1日お借りした。
ただし、ゴム練りに用いる装置なので300℃までロール表面の温度を上げることができない。せいぜい260℃が上限だろうと言われた。オープンロールは設置場所の温度にも影響される。
運よく夏場だったので260℃まで上げることができたのだが、冬場であれば250℃まで上がらない可能性があった。しかし、表面温度260℃では6ナイロンを溶融できても、PPSを溶融することができない。
ただし、工夫すればPPSと6ナイロンを混練することが可能である。世の中には科学知識で固まった頭による誤解が多々ある。この溶融温度に到達しなければ混練出来ない、という知識も科学の弊害が現れる知である。
混練では、高分子が流動すればよく、溶融している必要はない。このプロパティ用件を科学は否定する。あるいは、間違っているような知識体系である。溶融温度以下でも高分子は流動し、ゴムは溶融温度以下で混練する技が存在する。
やれ、そのような条件では高分子が断裂し、分子量低下が起きるとか、トルクオーバーで混練機のトラブルとなるとか、知ったかぶりで意見を述べる人がいる。
高分子学会技術賞にPPS半導体無端ベルトは落ちているが、その審査委員会出て来たのはこのような意見である。20年前はマテリアルズインフォマティクスも知られていなかったような時代なので、仕方がない。
科学を正しく知っている、と偉そうな顔をしているおっさんが科学技術の進歩を遅らせていることに気がついていない。技術を進歩させるためには、科学の常識にチャレンジする勇気が重要であるが、科学で頭が固まったおっさんは、しばしばそのような若者の足を引っ張るのである。
学会の賞を受賞している技術は、皆素晴らしい技術が多いが、だからといって、受賞を逃がした技術がダメだとは限らない。このPPS半導体無端ベルトの技術は、フローリー・ハギンズ理論が自由エネルギー変化を扱っているだけである問題にスポットライトを照らすので重要である。
さて、PPSと6ナイロンをどのように低温度のロールで混練したのか。難しくなかった。まず、6ナイロンでバンドを形成し、そこへ、PPS粉末を所定量添加していっただけである。
この実験で驚くべき現象を見ることになる。詳細な技は問い合わせていただきたいが、7%の6ナイロンを相溶した透明なPPSのバンドができて、ロールは回転していたのである。
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