1.ゴム・プラスチック材料のトラブル解析と対策(概略編): 高分子材料で製造された製品のトラブル解決方法
当方のノウハウでさらに社会に貢献しようと形式知の部分について学会活動も始めました。経験知につきましては、トラブル解析の実務について概略をまとめてみましたのでご活用ください。今後高分子材料の寿命耐久性評価法や破壊に対する考え方についてもまとめる予定でいます。また、セミナーも皆さんのリクエストにより行ってゆきますのでご相談ください。
2024年3月現在、Amazonの電子書籍Kindle限定で販売中です。
価格は2,000円となっております。
下記は書籍目次と索引のサンプルになります。
書籍タイトル及び最終ページをクリックすることで、販売先サイトへと転送されます。
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2.科学を超えて:オブジェクト指向とAIが拓く技術者・研究者のDX~科学と非科学の融合が創る未来~
デジタルトランスフォーメーション(以下DX)とは、「デジタルテクノロジーの使用により、ビジネスプロセス・文化・顧客体験を新たに創造(あるいは既存のそれを改良)して、変わり続けるビジネスや市場の要求を満たすプロセスである。」、とWikipediaに書かれている。さらに、2004年にエリック・ストルターマンが論文 “Information Technology and the Good Life.”の中で提唱し、「情報技術の浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させること」とDXを定義した、と説明している。
価格は2,000円となっております。
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3.ポリマー混練活用ハンドブック
本書は従来の形式知による分配混合と分散混合による説明と異なり、マトリックスを形成するポリマーのレオロジーに着眼して解説しております。
これは、ゴム会社に入社しました時に樹脂補強ゴムを担当した3か月間に指導社員からご指導を受けた内容を基にまとめたものです。
40年以上前の経験知に最近の当方の経験知や、起業後8年間の活動で得た成果も内容として含んでおります。形式知として多くの教科書に書かれている内容と少し趣が異なりますが、実用的です。
データ駆動による難燃性樹脂の開発事例は、マテリアルインフォマティクスが話題になる前に実施されました。
パーコレーションの解説も数学による難解な解説ではなく、当方の作成したコンピュータシミュレーションプログラムによる計算結果を基に説明しています。
ゴムタイムス社から発売中で、価格は5,280円となっております。
販売サイトURLはこちら
https://amzn.asia/d/3lJRZPg
カテゴリー : 一般 宣伝 電子出版 電気/電子材料 高分子
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「勝ちに不思議な勝ちあり、負けに不思議な負けなし」とは、故野村監督の言葉であり、恐らく生きておられたならば、今回の侍JAPANの戦いぶりをぼろくそに評論されていただろうと思う。そしてXで炎上していたかもしれない。
・
また、この2日間のワイドショーでも負けた原因と思われるデータがいくつか示された。しかし、不思議なのは、負けて当然、というデータを示しながら、そのように表現していないのだ。
・
これが昭和の時代であれば、恐らくすべての野球評論家が聞くに堪えない罵詈雑言も含めて辛辣な言葉を並べたに違いない。また、今も御存命の評論家であれば、「***の腐ったようなプレー」などというセクハラなのか何なのか意味の分からない表現が飛び出したかもしれない。
・
パワハラやセクハラがすぐに問題視される現代では、昭和の評論をするような野球人は、TVから締め出される。その結果、何故か優しい人ばかりの番組となる。
・
その優しさあふれる環境の中で、井端監督は辞意を表明された。潔いのだ。恐らく、彼はむしろ厳しく責められることを望まれたかもしれない。しかし、今の時代に誹謗中傷含め他人を責めるのはご法度の時代だ。
・
また、とにかく称えあう社会というのが今の日本である。日本は恐らく世界でも優しい国のトップになるのではないか。
・
今の時代を生きる若者は幸せだ。当方の時代には、工場試作を成功させても、訳の分からない始末書を新入社員でありながら容赦なく命じられ、1週間仕事をさせてもらえず、図書室に籠る日常をしいられたのである。
・
鉄は熱いうちに打て、とは、教育に関するノウハウ(注)だが、打たれる原因が不明ならば、それはイジメである。これ以外に多くのイジメを12年間受け、同僚二人が転職した時に当方も転職したが、12年間受けたイジメで今もトラウマで悩まされている。
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頑張ることも昭和の生き方だが、それもほどほどに転職したつもりだったが、心の傷は深い。社会が優しくなるのは自然の流れかもしれない。ただし、自己責任という厳しい流れがあることも忘れてはいけない。
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(注)日ハム新庄監督と伊藤大海投手とのDMの逸話は、上司とその部下の関係を学ぶのに良い事例である。当方も上司からの手紙を保管しているが、昭和の時代の部下への手紙とは、上司の身勝手さの見本のようなものだろう。いつの時代でも次の世代を育て、頑張ってもらわなければ、社会というのは成長できないのである。
/
AIによる井端監督の采配についての評価は以下ですが、一部ハルシネーションが起きています。しかし、そのまま掲載しました。下記評価は、いかがでしょうか。
・
<ChatGPT無料版の回答:ハルシネーションが起きてます>
では、井端弘和監督のWBC準々決勝での采配を、戦術・結果・選手起用の観点から冷静に評価します。
■ 総合評価(先に結論)
👉 「堅実だが、勝負どころでやや消極的」
■ ① スタメン・打順の評価
● 良かった点
-
コンディション重視の起用
-
実績ある選手中心で安定志向
👉 トーナメントとしては妥当
● 気になる点
-
相手投手への“対策型オーダー”が弱い
-
流れを変える意図が薄い
👉 「いつも通り」に寄りすぎた
■ ② 継投(投手起用)
● 良かった点
-
投手の使い方は比較的オーソドックス
-
崩壊は防いでいる
● 課題
-
交代のタイミングがやや後手
-
「流れが変わる前」に動けていない
👉 結果論ではなく、流れ読みの問題
■ ③ 代走・代打(ここが最大の論点)
● 周東佑京を使えなかった影響
これはかなり大きいです:
-
1点を取りに行く局面で
-
“足で崩す選択肢”が消えた
● 代替策
👉 ただし全体的に:
👉 動きが少なく、待ちの姿勢
■ ④ 攻撃戦略
● 特徴
● 問題点
👉 短期決戦としてはやや単調
■ ⑤ 試合全体の流れでの評価
準々決勝のような試合では:
しかし今回は:
👉 「流れに乗る」ことはあっても
「流れを作る」采配が少なかった
■ ⑥ 周東がいた場合の仮説
もし周東が万全なら:
👉 1点勝負の構造が変わる可能性が高い
■ ⑦ 総括
● 良い点
● 改善点
■ 一言でいうと
👉 「ミスはしないが、勝ちを奪いに行く采配ではなかった」
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3月11日に卒業祝いとして赤飯を準備したが、保護者から震災の日に赤飯を出すとは何事だ、という一本の電話があり、全量廃棄した。生徒には乾パンを出しているのだが、市長は謝罪した。ただし、この謝罪では、大切な問題点を見落としており、これでは再発防止につながらないのではないか。
市長の謝罪をまとめると、赤飯の予定をずらすべきだった、という内容である。しかし、米の高騰や環境問題を考慮すれば、赤飯を全量廃棄処理したことについても問題とし、述べるべきではなかったか。
赤飯を用意した問題は、市民感情の問題であり、これは人生に1回しかない卒業式として理解を求めるべきだった。謝罪すれば市長の責任は終わる、と考えているようでは、リーダーの役割として失格である。
そもそも、卒業祝いと震災の日とは別の行事であり、卒業祝いとして赤飯を出し、保護者からの批判も含め状況を説明すれば、「赤飯を用意した」という行為は許されたと思う。しかし、人間が食べられる赤飯の全量廃棄は、環境問題だけでなく教育的観点から大問題である。
正しい問題を設定できない謝罪や、こころない一本の電話で過剰な反応をする社会、少しおかしくないか。ちなみに、2011年3月11日は当方の退職記念日でもある。3月11日は躊躇なく退職祝いをしている。
ところで、この件について、AIは以下のように回答している。
<AIの回答>
この件は、論点がいくつか重なっているため「何が問題だったのか」が見えにくくなりやすいケースです。整理して考えると、少なくとも次の 3つの論点があります。
① 3月11日に赤飯を出す是非(感情・配慮の問題)
3月11日は
東日本大震災 の日であり、日本では
が強く共有されています。
そのため一部の保護者が
と感じたのは、感情としては理解可能です。
ただしこれは
であり、「絶対的に間違い」とまでは言えません。
② 赤飯を“全量廃棄”した判断(運用の問題)
ここがあなたの指摘の核心です。
この判断には
-
過剰反応ではないか
-
食品ロスの問題
-
多数の生徒への影響
といった別の問題が含まれています。
特に
は
としても議論の余地があります。
③ 市長の謝罪の対象(責任の切り分け)
市長が謝罪した場合、多くは
という①の部分に焦点が当たりがちです。
これは行政として
という意図があるためです。
しかしその結果
という運用上の問題が十分に議論されない、という状況が起きやすいです。
あなたの指摘について
結論として、あなたの見方には一定の合理性があります。
という点は重要です。
むしろ政策・運営の観点では
-
クレーム対応の基準
-
現場判断の裁量
-
食品ロスへの配慮
といった②の方が、再発防止としては本質的とも言えます。
全体の整理
| 論点 |
性質 |
| 赤飯の是非 |
感情・文化 |
| 廃棄の判断 |
運用・倫理 |
| 市長の謝罪 |
政治・リスク管理 |
まとめ
この問題は
が重なったケースです。
市長の発言が①に偏ることで、
あなたが指摘している②(廃棄の問題)が見えにくくなっているというのは、十分あり得る構図です。
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昨日のWBC2026の結果に関するAIの評価は、当方のプロンプトで得られたのだが、その回答から、大抵の人はプロンプトの内容を推定できるのではないか。
また、AIの回答からAIを用いた情報検索が、従来のキーワード検索と大きく異なり、思考ツールとして十分に活用できるレベルにある、と感じた方もいるのではないか。
もっとも、昨日の回答から、AIによる情報検索のイメージがわかなかった人もおられると思う。また、当方のプロンプトについて、その内容を推定できない人は、AIを日常使い慣れていない、と判断される。
40年以上前に情報データベースサービスが始まったが、当初は定期的に送られてくる紙のデータベースから自分でデータを「探す」作業が要求された。学生時代には、当方は毎週月曜日午前中図書室に籠る日課が常識だった。
まさか、ゴム会社に入って世界初のホスファゼン変性ポリウレタンフォームの工場試作に成功した時に毎日図書室に籠る生活になるとは思わなかった。
少なくとも40年ほど前までは、紙のデータベースあるいは紙媒体から、まず情報を集め、そこからさらに自分の目的に合う情報を探す、という手順であり、図書室に籠ることが情報収集の最も確実な方法だった。
それが、30年ほど前から、電子データベースを誰もが使える時代になり、10年ほど前までキーワード検索が当たり前の情報検索方法だった。
ところが、生成系AIが登場し、AIにインターネットの情報を集めさせて判断させて情報整理どころか評価までできる時代になった。2年前まではハルシネーションを防ぐノウハウを必死に考えていた。
最近はハルシネーションを容易に防ぐプロンプトを用いて、情報検索ではなく、思考の道具として使えるようになった。昨日はその事例である。
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昨日の日本ーベネズエラ戦で残念ながら日本は敗れました。昨日のゲームでは幾つか監督采配による分岐点がありました。例えば6回における投手起用の問題は最大の山場ですが、9回は恐らく多くの野球ファンにとって疑問符がついたのではないでしょうか。そこでAIに解説させてみました。以下はAIの解説です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここでは、監督の意図と、あなたの提案した戦術を比較して整理してみます。
1 近藤代打の意図
代打に起用されたのは
近藤健介
彼は日本代表でも
-
出塁率が非常に高い
-
コンパクトな打撃
-
四球を取れる
というタイプです。
監督(井端弘和)の意図として考えられるのは
① 一発より出塁を狙う
特に後ろには
大谷翔平
が控えています。
つまり
という構想だった可能性があります。
2 あなたの案(周東戦術)
あなたの案は典型的な
スモールベースボール
です。
選手
周東佑京
は世界でもトップクラスの俊足です。
あなたの提案は
という戦術です。
これは非常に合理的です。
3 実際に起きた戦術結果
ご指摘の通り
という形になりました。
これは野球戦術で言う
強打者回避
です。
つまり
とも言えます。しかし、フライでアウトです。
4 なぜバントを選ばなかったか
近年の国際野球では
送りバントは減少傾向
です。
理由
例えば
セイバーメトリクス
では
は
得点期待値が下がる
とされています。
そのため
を選ぶ監督が多いです。
5 ただし今回のケース
しかし今回のような
では
あなたの言う
はかなり有効だった可能性があります。
特に
を考えると
1球で得点圏
に行けるからです。
6 私の評価
戦術的に言うと
どちらも合理性がありますが
個人的には
あなたの考えにかなり近いです。
理由
-
周東は世界トップクラスの走力
-
短期決戦では1点が大きい
-
相手バッテリーにプレッシャー
つまり
という戦術です。
まとめ
近藤代打は
あなたの案は
です。
戦術思想の違いですね。
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近くの公園を歩いていてつくしを見つけた。春である。小学校低学年頃まで、春にはつくしをよく食べた。家族でピクニックをする機会が多かったからである。
春の天気の良い日には、母親が巻きずしかおにぎりを昼めしとしてつくり、それを持って歩いてどこかへ出かけていた。たいていはつくしとりが目的だと思っていた。
しかし、父親の遺品を整理していて、父親の写真撮影の趣味が目的だったのではないかと思うようになった。写真の中には、スギナを束にして持っている当方の写真がある。
もちろんスギナなど食べないのだが、また、スギナをとっていた記憶はないのだが、写真には残っていたので、つくしとりだけが目的ではなかった、と知った。
最近、このスギナが欧米ではハーブの一種として重宝されていると知った。日本では見捨てられている植物である。いつのころからかつくしも食べなくなった。
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表題でChatGPTに質問したところ、謎が解けました。下記はその回答。
2026年の ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)イタリア代表について、
主な選手を 選手名・国籍(出生国または代表資格の背景)・MLB所属チームの形で一覧にまとめました。
※イタリア代表はイタリア系アメリカ人など祖先による資格で参加する選手が多いのが特徴です。
WBCイタリア代表(主な選手一覧)
| 選手名 |
国籍・出身 |
MLBチーム |
| Vinnie Pasquantino |
米国(イタリア系) |
Kansas City Royals |
| Aaron Nola |
米国(イタリア系) |
Philadelphia Phillies |
| Adam Ottavino |
米国(イタリア系) |
フリーエージェント |
| Kyle Teel |
米国(イタリア系) |
Chicago White Sox |
| Sam Antonacci |
米国(イタリア系) |
Chicago White Sox |
| Zach Dezenzo |
米国(イタリア系) |
Houston Astros |
| Dominic Canzone |
米国(イタリア系) |
Seattle Mariners |
| Jakob Marsee |
米国(イタリア系) |
Miami Marlins |
| Nick Morabito |
米国(イタリア系) |
New York Mets |
| Dante Nori |
カナダ(イタリア系) |
Philadelphia Phillies |
| Thomas Saggese |
米国(イタリア系) |
St. Louis Cardinals |
| Miles Mastrobuoni |
米国(イタリア系) |
Seattle Mariners |
| Jac Caglianone |
米国(イタリア系) |
Kansas City Royals |
| Andrew Fischer |
米国(イタリア系) |
Milwaukee Brewers |
| Jon Berti |
米国(イタリア系) |
FA / MLB経験 |
主な投手
| 選手名 |
国籍 |
MLBチーム |
| Michael Lorenzen |
米国(イタリア系) |
Colorado Rockies |
| Greg Weissert |
米国(イタリア系) |
Boston Red Sox |
| Ron Marinaccio |
米国(イタリア系) |
San Diego Padres |
| Joe La Sorsa |
米国(イタリア系) |
Pittsburgh Pirates |
| Kyle Nicolas |
米国(イタリア系) |
Pittsburgh Pirates |
| Alek Jacob |
米国(イタリア系) |
San Diego Padres |
| Gordon Graceffo |
米国(イタリア系) |
St. Louis Cardinals |
| Matt Festa |
米国(イタリア系) |
Cleveland Guardians |
| Dylan DeLucia |
米国(イタリア系) |
Cleveland Guardians |
| Dan Altavilla |
米国(イタリア系) |
Minnesota Twins |
| Sam Aldegheri |
イタリア生まれ |
Los Angeles Angels |
イタリア代表の特徴
-
多くの選手は アメリカ生まれのイタリア系
-
WBCは
-
国籍
-
親・祖父母の出身
-
市民権取得資格
などで代表資格を得られるためです。
近年はMLB選手も増え、
Aaron Nola、Pasquantino などメジャーリーガーが主力になっています。
✅ 特徴的な点
-
MLB経験者が多い
-
イタリア本国生まれの選手は少数
-
アメリカのマイナーリーグ選手も多数参加
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人生に「もしも」は、つきものである。無機材質研究所で高純度SiCの新合成法を実証した時に、10社を超える企業の勧誘を受けている。セラミックスフィーバーの凄さを実感した。
しかし、故猪股先生は事情はどうであれ、ゴム会社で事業化して頂きたい、昇進試験には今年と同じ答案を出してもゴム会社なら合格とするよ、と申されていた。詳細は省略するが、翌年素直に昇進試験を受けなおしている。
2億4千万円の先行投資と研究棟建設が決まり、2度目の試験で不合格だったなら間違いなく転職していただろう。転職後の人生は今と大きく変わっていただろうし、FD事件に巻き込まれることも無かった。ただし、現在のような幸福な結婚生活となっていたかは不明である。
この時の転職判断は、故猪股先生のお人柄から決めているが、写真会社の早期退職の延長は、「貢献」と「自己実現」の両者を考慮し55歳の早期退職を延長して、57歳の2011年3月11日とした。
新たな環境対応樹脂の開発を役員から依頼されたからで、また単身赴任して開発した技術については公開して良い、と言われたので、学会賞のプレゼンテーションも当時行っている。
その結果、サラリーマンなら誰でも一度は称賛され、花束をもらえる機会を逸した。そして、帰宅難民となり、最後の日を誰もいない事務所で過ごしている。
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無機材質研究所の4日間で得られた実証結果から、基本特許が2件無機材質研究所から出されている。発明者筆頭は本来当方であるが、立場上難しい、と言われ、その時の状況を示す手紙が残っている。
そして、故猪股先生は退職されるときに、ゴム会社から支払われた基本特許使用料について当方に支払ってくださったのだ。誠実な対応であり、今でもその時の手紙は大切に保存している。
ところで、始末書の原因となったホスファゼン変性ポリウレタンフォームの特許の筆頭発明者は当方ではない。新入社員ということで明細書案まで書いても筆頭にしてもらえなかった。
筆頭にしてもらえなかっただけでなく、始末書問題の時には、当方の責任にされたのである。それで、この技術を論文発表するときには、始末書の経緯から当方を筆頭にして欲しい、と申し出て書いている。
始末書で提案したホウ酸エステル変性ポリウレタンフォームはどうなったか。これは、主任研究員が筆頭の特許となっている。もちろん発明者は当方であり、明細書案も当方が書いている。
さらに、主任研究員は、主任研究員を筆頭に論文を書くように言ってきた。さすがに気分が悪かったので、時間ができたら書きます、と答えている。その結果、この技術は今でも研究論文としてまとめた発表をしていない。
学会発表等は、主任研究員が委員を務めていた、高分子の崩壊と安定化研究会で発表後、幾つかの講演会で発表している。ゆえに学位論文には掲載しているが、今でも該当する研究論文が無い状態である。
高純度SiCの反応速度論の研究は、ゴム会社で2億4千万円の先行投資がなされた時に超高温熱天秤を真っ先に開発し実施している。超高温熱天秤の特許も出している。
転職する1年前に、国立T大で学位を取得することになったが、研究に全く関与していなかった助教授により、高純度SiC反応速度論の研究を勝手に論文発表された。当方は末席でこの助教授が筆頭である。図々しいことに国際会議の招待講演者では自分の研究として講演している。
その他諸々があり、国立T大について当方は学位審査大学として不適と判断し、中部大学で当方の学位審査をお願いしている。学位はやはり気持ちよく取得したいと思っていたので、満足している。
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無機材質研究所へ留学した年に、係長クラスの昇進試験があり、10月1日にその結果が発表された。昇進試験と言っても事前に問題が漏れており、この年は、「あなたが推進したい新事業について述べよ」というのが研究部門の問題だった。
当方は、高分子前駆体を用いる世界初の高純度SiCを開発し、半導体治工具事業を展開するシナリオをまとめて準備していた。これを解答としたのだが、実はこのシナリオはゴム会社創業50周年記念論文に応募し、没となっていたシナリオである。
また、ファインセラミックスフィーバーの時代であり、このシナリオを研究企画として提案しても没となり、研究所はアメリカのバッテル研究所へ1000万円支払い、調査レポートを購入し、当方によく読むようにコピーを渡されていた。
当方はバッテル研究所の調査レポートは、クラシックセラミックスの延長線上のまとめであり、ファインセラミックスフィーバーの目指している方向と異なる、という感想文とともに、当方の高純度SiC事業シナリオを添付して再度提出している。
何度も研究所では否定されたシナリオだった。ゆえに昇進試験でどのように判断されるのか興味深々であるとともに大学院卒は落ちないという噂もあり、自信をもって答案として提出している。
10月1日には人事部長から無機材研所長室に電話が入り、ご指導いただいていた故猪股先生とともに昇進試験の結果を聞くことになった。人事部長から、昇進試験の結果は0点であり詳細を話したいので本社へ出張するように命じられた。
受話器を置いたときに、無機材研所長と故猪股先生は驚いた顔をされており、試験問題の解答にどのようなことを書いたのか質問された。そこで高純度SiCのシナリオをご説明したところ、1週間チャンスをあげるから、無機材質研究所の設備を使い、実証しなさい、と所長から命じられた。
故猪股先生は、本社へ明日にでも出張し、1週間の研究の許可と結果を無機材研から特許出願する許可をいただいてきてください、と依頼された。
このような経緯で高純度SiCの製造法の実証は、無機材質研究所でたった4日間の実験で完成している。そして今でもこの製造方法で愛知県の企業で半導体治工具事業が展開されているが、これはゴム会社から8年前に譲渡された技術である。
すなわち、昇進試験で0点をつけられたシナリオが、そのゴム会社で30年事業として推進されたのだが、研究所初の新事業としてはJSRの創業に次ぐ2件目の発明である。
若い研究者に告げたい。若者の描く未来を否定する年寄りはいつの時代でもいる。また企業では、組織でそれをつぶしにかかる場合もある。当方はFDを壊されたりひどい目にあっている。しかし、どこかに必ずその未来を認めてくれる年寄りもいる、と信じ、勇気をもって未来を切り開いてほしい。
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ダンフレームBとは、当方が入社した年にゴム会社から上市された難燃性天井材である。入社し9か月後に異動となった。その新たな職場の上司の成果で、某大学の先生のご指導で難燃化に成功した製品である。
その先生もTVで誇らしげに、炎から高分子が逃げるように難燃性を示す新物質と説明していたので、当方の年代の方ならご存じの方もいるかもしれない。しかし、この技術は怪しい技術であり、今どきこのような難燃化手法で材料開発など行わない。
入社し翌年の1月に異動して、全自動LOI測定装置という評価装置を見つけた。LOIが規格化される前に独自開発された装置と上司が誇らしげに自慢していたが、指導社員が、発泡体の測定ができなくて困っている、と話してくれた。
詳細を省くが、この使えない測定装置を使用可能な状態にして、ダンフレームBのLOIを測定したところ19だった。すなわち、空気中でよく燃えるような材料だった。それから1年後、新築の家で台所火災が目立つようになった。
そしてJIS難燃2級の規格見直しプロジェクトが国研として立ち上げられ、つくばにある建築研究所が中心になって新たなプラ天井材難燃規格検討が推進された。そこではゴム会社が中心的役割だったので、当方は建築研究所へ週に1回通勤することになった。
ただし、そのための出張予算など計画外であり、タクシーの使用が厳禁とされただけでなく、出張申請も2回に1回とされた。当時はこのような無法が許されていた。
そのため、朝混雑する常磐線にヘルメットと安全靴、作業着の3点セットとサンプルを抱えて乗り込み、荒川沖で満員バスに乗り、建築研究所へ通う過酷でさらに出張手当は半分の仕事となるはずだった。(宅急便代を認めてもらえず、荷物が20kgを超える時もあった。畳1枚の大きさの試料については、持って運べないことを上司にアピールし宅急便の使用を認めてもらっている。)
ところが建築研究所の主任研究員が高校の先輩で、出張時には荒川沖まで当方をお迎えに来てくれた。そしてお昼は毎回ごちそうしてくれただけでなく、残業のあった日には夕食までごちそうしてくれたのである(注)。
さらに、ポリウレタン発泡体では、台所用天井材は難しい、ということが明らかとなり、フェノール樹脂発泡体を新たなプラ天井材に使えないか検討することになった。
おかげでフェノール樹脂発泡体の初期検討データーは社外発表許可が出て、これが高分子難燃化セミナーのよい教材となっている。
研究所の予算の都合で出張手当が十分に出ず、本来なら宿泊出張となるであろうところ、両手では持てずリュックを背負って朝早く始発に乗り、疲労困憊となって独身寮に帰る過酷な仕事だった。
「今時そのような大企業があるのか」と呆れた先輩が同情し送迎だけではなく、昼食まで面倒を見てくれたことを難燃化セミナーを講演するたびに思い出す。
(注)官民接待となるので一度はお断りしている。しかし、税金ではなく先輩のポケットマネーであり、さらに当方が病気になっても困るから、と言われ、先輩のご厚意に甘えている。スタッフが当方一人という過酷な仕事だった。昭和の時代にはこのような知識労働者が多かったのではないか。サービス残業に、過重労働、出張旅費も十分に出ず、パワハラの嵐でも頑張った。それが良かったとは思わないが、それでも仕事を前に進めた結果としての思い出がある。
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