来月2月7日と8日に高分子の難燃化技術について、無料WEBセミナーを企画しましたので、高分子の難燃化技術に関する知識が必要な方は、ご専門に関わらずこの機会をご利用ください。
2月7日は高分子難燃化技術の概論について評価技術を中心に、高分子の基礎事項とともに解説いたします。ただし、限られた時間内ですので、高分子の知識につきましてその体系のすべてを解説できません。
ゆえに前日の日曜日の午後、高分子のツボに関して体系的に解説する無料WEBセミナーも準備いたしました。詳細は昨日までの活動報告を参照してください。
高分子の難燃化技術の無料WEBセミナーにつきましては申し込みサイトを準備いたしました。ただし、高分子のツボに関しては、特別なコーナーを設けずメールにより参加申し込みを受け付けております。
メールには「高分子のツボ無料WEBセミナー参加希望」と「テキスト購入希望、あるいはテキスト不要、のいずれか」をご記入の上、申し込んでいただきたく。また、無料セミナーについてご希望を書いていただくのは大歓迎です。
高分子のツボは、体系的に説明が難しい高分子材料について、経験知から知識を整理しましたので、実務で遭遇する問題を考えるのに役立つ内容になっています。
当方は無機材料と有機材料の両方を専門的に研究した経験があり、その経験から高分子の難しさは、その分類さえ決まっていないところに原因があると思っています。この視点で高分子のツボをまとめ上げています。
カテゴリー : 一般 電気/電子材料 高分子
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高分子の難燃化技術について2月7日と8日2日間無料セミナーを予定していますが、本日質問が届きました。高分子材料の専門外でも大丈夫か、という質問です。セミナーの中で最低限必要な高分子材料の説明を行いますので、高分子の専門外でも理解できる内容となっています。
しかし、不安に感じられる方のために前日日曜日となりますが、高分子材料に関して最低限知っていてほしい内容について無料WEBセミナーを準備することにしました。
2月6日(日)14時から2時間行いますが、テキストは電子版で5000円を予定しております。サービスとして「誰でもわかる高分子材料」もお付けします。こちらは、メール(info<>kensyu323.com <>を@に)で申し込みをしてください。
メールに、高分子材料無料セミナー希望と書いてお申し込みください。テキストが必要な場合には、テキスト購入希望と書いてください。
カテゴリー : 一般 高分子
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以前無料WEBセミナーとして問題解決や混練技術をテーマに2時間コースで実施している。昨年は年末に時間が無く、サービスセミナーを実施できなかったが、そのかわり2月7日と8日に高分子の難燃化技術について無料WEBセミナーを企画してみた。
本セミナーは弊社のサービス企画であるが、WEBセミナーの実施時間帯の情報収集も兼ねている。ゆえに実施時間については希望者のアンケートにより決める予定でいる。
難燃化技術については、2日間コース(合計10時間コース)が講師としては講義しやすいのだが、有料セミナーでも1日コースが多い。そこで今回は2日間に分けるが、1日コースの内容で実施予定である。
テキスト代は有料となるが、多数の参加を期待しております。なお、高分子材料の知識が無くても高分子のツボの一部を説明し、専門外の方にも理解しやすい内容になっています。また、高分子のツボについて本セミナーの前に別途セミナーを現在検討中です。
なお、下記には当方の書きました論文の一部と最近出願の特許を掲載いたしました。特許につきましては、皮革の難燃化技術につきまして新規技法を出願しております。ご参考までに。
難燃化技術論文資料
カテゴリー : 一般 高分子
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高分子の難燃化技術は、科学的に扱いにくい分野である。今回無料WEBセミナーとして基礎編と応用編に分けて合計6時間行うが、科学的に扱いにくいので評価技術が重要となる。ゆえに基礎編では難燃化の評価技術を中心に講義する。
無料セミナーでも内容のレベルは、当方が行っている1日コースの有料セミナーと同等レベルの内容(注)である。今回サービスで実施する理由は、今年度から予定している企画について開催時間の調査が目的である。
そのためWEBセミナー聴講は無料であるがダウンロード版テキストは有料としている。当方は大学院の時代に無機材料の講座で研究を2年間おこなったが、その2年間の研究成果として6報論文を書いている。
1報はPVAの難燃化技術であり、1報はホスファゼンの重合反応である。またゴム会社では3年間高分子の難燃化技術研究をテーマとして担当し、難燃性軟質ポリウレタン発泡体やフェノール樹脂発泡体の製品化で成果を出した。
また、中国蘇州ナノポリスではPC/ABSはじめ数種類の樹脂について難燃化技術を指導している。ゆえに無料セミナーであっても現在の先端技術も含む新年大サービス企画である。最新情報に申し込み欄がございます。メールでも申し込みを受け付けております。
(注)5万円前後で開催される有料セミナーでは、特許のツボを含めているが、無料セミナーでは質問メールでの対応としている。詳細はセミナーでご説明いたします。
難燃化技術論文資料
カテゴリー : 一般 高分子
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昨日から渡辺明王将と藤井聡太竜王の王将戦が始まった。将棋など興味ないがたまたま解説会をTVニュースでやっていたので、本欄で取り上げてみた。
そこで藤井竜王が昼食休憩前に指した8六歩(41手目)が、10年前の常識ではありえない手だったそうだ。さらに、藤井竜王なので何も言われないが、初心者ならば叱られるような悪手らしい。
そもそも藤井竜王が勝ち続けている理由は、従来と異なる手を指すからである。将棋にはこれまでの経験から盤面の状況で常識的な指し手があるという。また、戦法による型が存在するという。
藤井竜王は、今回その常識的な指し手をささず、常識的には悪手となるような指し手を選んだのだ。それがどのような意図かは、まだ途中なので不明なのだが、研究開発でもこの姿勢は重要である。
すなわち、科学的におかしな対策なり、実験を行ってみる姿勢である。ただし、単なるヤマカンであればそのような実験はうまくゆかないが、経験知に基づく実験ならば常識を覆す結果が得られる。
例えば、ヤマナカファクターはそのような実験で得られている。また、偶然による失敗の実験にも新発見が潜んでいたりするから、実験の観察は重要だ。
当方が写真学会から賞を頂いた有機無機複合ラテックスはそのような失敗実験から当方の絶妙なコーチングにより生まれている。
当方の転職の引き金になった電気粘性流体の耐久性問題では、否定証明された結論をひっくり返す実験を当方が行って成果を出している。すなわち、界面活性剤では問題解決できない、と科学的に完璧に証明された現象に対して、界面活性剤で問題解決したのである。
カオス混合装置の発明は、二軸混練機の先に故ウトラッキーの真似をして特殊な装置をつけただけだが、彼の科学的な設計とは異なり、単なる隙間形状(但し設計パラメータが存在する)である。
このようなことを並べてみると「当たり前ではない」、とはどういうことか見えてくる。高校数学で必要十分条件について習う。世の中、何でも必要十分条件の論理で進んでいる、と考えてしまう習慣は科学という哲学の生みだした弊害である。詳細は弊社の問題解決法で解説しています。
カテゴリー : 一般
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昨年末は少し忙しく、サービスの無料WEBセミナーを開催できなかったが、2月7日(基礎編)と8日(応用編)二回に分けて高分子の難燃化技術について無料WEBセミナーを実施したい。
基礎編と応用編各3時間を予定しており、午前午後どちらかを当てる予定だ。参加ご希望の方は、第一希望から第三希望まで次の要領で弊社(ホームの最新情報に申し込みコーナーを作りました。)へ参加申し込みしていただきたい。
希望順位の高い時間帯で実施予定です。なおテキストをご希望の方は、基礎編と応用編で合計5000円(分割販売無し)となります。お振込みを確認後小生の難燃化研究の論文とともににダウンロード方法をご連絡いたします。
<時間帯(7日と8日共通です)>
A.9時30分-12時30分
B.13時30分-16時30分
C.15時30分-18時30分
メールには、希望時間帯(例:第一希望B、第二希望C、第三希望A)とテキストの希望有無をご記入の上申し込んでいただきたく。なお1日コースの実施をご希望の場合には、第一希望として1日で実施、と書いていただければ、1日コースも検討させていただきます。
<注>ご希望の多かった時間帯で実施予定。例えば、Bの時間帯の希望が多かった場合には7日8日ともBの時間帯で実施いたします。
難燃化技術論文資料
カテゴリー : 一般 学会講習会情報 高分子
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昔漫才のような授業の光景に学生一同大笑いした。そしてその後しばらく気まずい空気となった。その授業では、部分安定化ジルコニア製の湯飲みを毎年教授が床に落とす光景が話題となっていた。
部分安定化ジルコニアが高靭性であることを放り投げた湯飲みが割れない現象により、生徒に見せていたのだ。ところが、その日は粉々に割れた。毎年割れない湯呑を生徒の前にかざしてどや顔をして授業を終える教授が噂になっていたので割れた瞬間に大笑いになった。
しかし、それは一瞬だった。皆教授のその後のアクションに同情したような空気になった。数十秒気まずい空気が流れチャイムが鳴って授業は終わった。
部分安定化ジルコニアは、衝撃で微小亀裂が発生するとその部分で結晶系が転移し破壊エネルギーを吸収して亀裂の伝播を止め高靭性化する機構である。湯呑は1度だけでなく数度放り投げた年もあるそうで、さらに教授は訪問するお客があると同じような光景を見せていた。
当時部分安定化ジルコニアの高靭性成形体は先端材料だったのだ。それで放り投げても割れない湯呑は珍しく教授は得意げに皆に見せていた。しかし、靭性向上機構から想像できるように繰り返しの衝撃により1/3以上の結晶が転移すると割れやすくなる。
これは部分安定化ジルコニアの疲労破壊として研究されている。以上はセラミックスの話だが、高分子材料では1980年代に酸化劣化の研究が活発に行われた。すなわち高分子の一次構造の酸化劣化により強度が劣化するという視点からこのような研究はなされている。
そして樹脂材料には酸化防止剤などが添加されるようになった。ゴムでは1979年に入社した時に老化防止剤はじめお決まりの添加剤を配合するように教わったが、樹脂ではそのような決まった添加剤が当時てんかされていなかった。一応紫外線防止剤や熱劣化防止剤など酸化以外の劣化防止剤が開発されているが、特許では様々な配合で添加されていた。
このような高分子の劣化を防止する添加剤が添加されても高分子材料強度は劣化する。詳細は弊社へ問い合わせていただきたいが、ゴムや樹脂の日常使用における化学劣化は、かつて研究で示されたような反応速度で進行していない可能性がある。むしろ他の因子が材料強度の劣化に寄与しているケースが多い。
カテゴリー : 一般 高分子
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高分子材料の劣化問題は未だに科学的に未解明の領域である。しかし、企業ではアーレニウスプロットを活用して行っているのが実状ではないか。
1980年代に高分子の化学劣化については活発に研究された。1970年代に熱分析技術が進歩し、熱以外の因子による劣化機構について学会発表が多かった。
それらの成果を受けて、企業で材料開発を行う場合に市場環境における劣化因子を入れた環境条件において、温度を3点以上変化させてアーレニウスプロットを行って劣化予測する手法が定着している。
力学機能だけでなく、電子機能についてもそれに準じて行われているのが実状である。ゴム会社ではそのような劣化予測は否定されていたので、おそらく現在も実際の劣化状況を確認して品質設計を行っているかもしれない。
当方は、このゴム会社の姿勢は正しいと思っている。さすがに「最高の品質で社会に貢献」を社是としている会社だ。安直な科学の成果を使って技術開発された製品の品質評価を行っていない。あくまでも現物現場主義だ。
一方でこのような現物現場主義について科学を錦の御旗として掲げ否定する技術者も多い。当方はハイアマチュア向けの高価なカメラF100が防湿庫に保管された状態でフィルム蓋の壊れた姿を見て愕然とした経験を持っている。
高価なカメラではあったが、その破壊状態から手抜き開発されたかあるいは安直なアーレニウスプロットで設計されたのか不明だが、壊れ方は安物のカメラよりもひどかった。
サービスセンターに持ち込んでも1万円以上かかるというので、この壊れ方を材料の破壊セミナーで使わせていただくと了解をえて、修理をあきらめた。
カテゴリー : 一般 高分子
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コロナ禍で友人の刺激を受けてギターを始めたが、音楽の形式知の無さを痛感し、ギターの練習よりも、まず音楽の勉強を一年近く「真剣に」行っている。
ただし、これは今まで真剣に学んでいなかった知識を改めて身につけようとする苦労が如何に大変なのかを学んだようなものである。やはり若い時(人生100年時代の今日においては50歳までに)に勉強を一生懸命するということが大切である、と若い人に伝えたい。
70近くなってから一生懸命知識を身につけようと思って努力すると記憶力が明らかに衰えていることに気づく。それから、集中力が続かないことに気づき自己嫌悪に陥る。3ページほど書かれた事柄を一度に覚えようとしても無理で、翌日に残っている記憶は、最初のページの一行程度である。
それでも我慢して1年かけて薄っぺらな音楽の形式知の本を数冊読み終えてみると、クラシックギターとジャズギターでは練習方法が異なり、カルカッシの教科書に書かれているような拷問と言ってもいい指のストレッチをジャズギターでは求めていないことを知った。
ジャズギターでは、指板にどのようにコードなりスケールを展開できるのか考えながらの運指練習となる。Joe Passの教則本には、ところどころ2種類の運指方法が書かれており、親切にも「押さえやすい方法で行え」とある。
その言葉に出会ったときに、どこか頭の隅に「楽にギターを練習する方法」を考えていたのではないか、と気づく。写真会社へ転職して高分子について東大西先生のご指導を受けているときに、「手っ取り早く知識を身に着ける方法は無いか」と質問したことを思い出した。
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視聴率が30%台となっていることがこれほど問題となっていることに驚いている。当方は20%台になってもおかしくないと思っているが、連日何らかの記事がネットに出ているからこれは一つの社会現象だろう。
ただ、NHK内部でもネットと同様の見識だったとしたなら受診料を支払っている立場から無視できないので、昨日と続けて今日もこの問題を取り上げてみた。
LGBTの話題もあり今時男女の歌合戦としている感覚が古い、という見解も出ているが、当方は昨日書いたようにこの意見は外れていると思う。年末の番組もその点を意識していたようだが、意識をすることもおかしい、と思っている。
最初にこの番組を企画した人は、社会の見る目が優れていたと思われる。「男女歌合戦」ではなく「紅白歌合戦」としている。単なる歌謡番組として企画されたのではなく、年末の余興として「歌合戦」というタイトルをつけたのだ。
「白黒歌合戦」では暗くなるが「紅白歌合戦」は、めでたい正月を迎える前日の番組タイトルとして無難である。将来もこのままで良いのではないかと思っている。1000年後も「NHK紅白歌合戦」が残っていると思うと、意味もなく少し幸せ気分になる。
問題はTVだけで配信している点だ。この番組をネットでも無料配信したらどうだろうか。TVでは、民放にも放映権を与えてどこでも視聴できるようにしても良いのではないか。
歌謡番組の1年間の総まとめとして完全無料配信を行えば、おそらく視聴率は上がると思われる。受信料を集金している放送局としてそのくらいのサービス番組があっても良い。
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