混練技術に関する最近の著書では、分配混合と分散混合で説明がなされている。注意していただきたいのは、混練を行う対象が高分子であるということだ。
混ぜて練り上げるのが混練プロセスであり、単なる分散プロセスではない。そこで当方は2年ほど前に混練に関する著書をゴム会社から依頼され執筆した。
混練を進行させる力は、混練機の中で生じる高分子の流動が源泉である。ゆえにスクリューセグメントだけで混練プロセスを説明できない。
高分子の流動には大別して剪断流動と伸長流動がある。スクリューセグメント以外に混練温度やスクリューの回転数、圧力によりこれらの流動は変化する。
混練技術の難しさは、混練で機能する高分子の流動ではなく、混練された結果の分散状態から説明している多くの教科書にまず原因がある。また、この教科書の説明からはパーコレーションの制御アイデアなど出てこない。
同一スクリューセグメントでも混練条件により、得られたコンパウンドの物性は大きく変化する。この事実を一度でも体験すると、混練に対する教科書の説明に疑問が出てくる。
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受験数学の定番参考書として、数研出版のチャート式が当方の世代のベストセラーだった。表紙が赤系統の赤チャートと緑系統の青チャートがあり、前者は高偏差値を狙う高校生向けという位置づけだった。
この参考書が受験界でベストセラーとなった理由は、問題の解き方を簡単な標語で表現したチャートの評判が高かったからである。
そのチャートの標語に、「結論からお迎え」というのがあった。これは高校生から現在に至るまで、あらゆる問題解決に便利に使っている標語だ。
数学の問題には計算問題もあり、必ずしもこの標語のお世話になるとは限らないが、日常の問題ではこの標語が重宝する。
時々、学生時代の知識は無駄知識、とうそぶいている人がいるが、学生時代の知識があるので現代という時代を生きていけることに気がついていない。学生時代の知識が無ければ、現代の知識社会で生活ができないのだ。
また、人生では様々な問題に遭遇し、それらの問題解決をしながら我々は人生を生きているのである。人生に問題がつきもの、としたときに、チャート式で学んだ「結論からお迎え」は、まことに人生の金言であると思う。
すなわち、問題の定義は「あるべき姿」と「現実」との乖離なので、問題を解くときに「あるべき姿」から問題を考えればよい、と示しているのだ。これは「あるべき姿」を具体化しなければ、問題は難しくなることを意味している。
言い換えれば、問題を易しくするコツは、「あるべき姿」を可能な限り明確に表現することである。これは、また正しい問題を見出す方法である。ドラッカーが正しい問題を見出せば80%問題が解決できている、といったのは至言である。
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ドラッカーは、「正しい問題」を見つけるだけで「問題解決の80%が完了した」と述べ、実際に問題解決するプロセスについて詳しく説明していない。
ただし、「問題の中には、何もしない解決という方法もある」と、問題をあえて放置する姿勢まで問題解決の一手法として紹介している。
彼は、「正しい問題を見出すことが、時に大変難しい作業になる」という。そして、「優秀な人が間違った問題を正しく解いて得られた結果にどのような意味があるのか」と、問うている。
痛烈なのは、これを優秀な人が、しばしば成果をあげられない原因としていることだ。間違った問題の正しい答えぐらい空しいものは無い。
それでは、正しい問題とは何か。ドラッカーは、問題の定義として「あるべき姿」と「現状」の乖離が、「問題」の定義であると述べている。
そして「あるべき姿」を具体的に記述する努力が重要で、「あるべき姿」を曖昧にすると、問題がぼやけて正しい問題が見えない時がある、と指摘している。
弊社では、彼の「問題の定義」に従い、問題解決について残りの20%に当たる解決法についてシステムシンキングを取り入れ独自の戦略図と戦術図を書き上げる方法を指導している。
問題解決法については、演習も含めると2日間のコースとなるが、コーチング等周辺の説明を省き、解決法のポイントだけを3時間にまとめたセミナーを用意していますのでお問い合わせください。
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知には形式知と経験知、暗黙知があるという。大学の哲学の授業で「知の歴史」を学んだ。人文科学系の授業で面白く感じ、その後の人生に大変役立った、と思われる授業である。
幾人かの友人から、この授業がつまらないという理由で代返を頼まれた。当方は休まず出席したいと思った授業であり、友人のこのような依頼を特に面倒に感じなかった。
休まず出席しようと思った理由は、暗黙知なるものが伝承されている、という考え方に心動かされたからである。文学とか社会学とか諸々の人文科学の研究が成立する背景だが、理学系列の研究に比較し胡散臭い研究と感じられる成果も存在する。
ところで、理学系列の研究成果を理解しようとしたときに、専門外の人間には難解となる場合が多いが、人文科学系の研究成果は、言葉の理解ができればおよそ理解できる。
哲学の研究論文でも注意深く読めば、それが科学的に書かれている限り一応著者の意図を理解できる。これに対し理学系列の論文が難しい原因の一つは、前提とする専門領域の形式知が圧倒的に多いことによるのだが、さらにその形式知の正しい体系が身についていることまで求められているのでさらに難解となる。
面白いのは、正しいと思われている体系が入り組んでいる場合に形式知とされていた知が経験知であったりする場合がある。このような場合にもその部分の研究論文を読むときに理解を難しくする。
このあたりについて音楽の理論をもとに具体的に表現すると、義務教育では3和音をコードとして習うが、巷で売られている音楽の理論書では4和音以上のコードが体系化されている。
一方で故JoePassの経験知によるコードの考え方と音楽の理論書で体系化されたコード理論を比較すると、音楽の理論書のどこまでが形式知なのか怪しくなるところを見つけることができる。
音楽の理論書を読んでいて難解と感じられるコード理論だが、音楽の理論書を数冊読んだ時に義務教育の体系と少し異なる体系となっていることに気がつくとその理解が容易となる。
義務教育で学ぶ音楽の理論は、その体系を単純化し学びやすくしている。しかし、音楽の専門書に書かれている体系では、音の振動数と感性に配慮された体系に向かって整理されている。
そのため音楽の体系化された理論書も一部に経験知とすべき内容が混在している可能性が高い。ゆえに現代音楽で未だに新鮮な響きの音楽の生まれる背景となっているのではないか。
難解な知に接した時に若い時には頭が悪いからと諦めたりしたが、哲学の授業で知の本質を学んで頭の悪さよりも知そのものに原因があることを知り、学習意欲が沸いてきた思い出がある。
弊社のセミナーでは、大学の授業よりもわかりやすく伝承することに努力している。難解に思われているタグチメソッドについても現在新しいわかりやすいテキストを製作中である。
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絶縁体である高分子に導電性フィラーを分散すると、ある添加量で急激に体積固有抵抗が低下したり、またそのような添加量の領域では体積固有抵抗が大きくばらついたりする。
40年前は混合則で説明された現象であるが、最近はパーコレーションという言葉が十分に普及しているようだ。最もこの現象は、数学者の間では1950年代から議論されてきて科学の形式知として確定している。
現象の数学的説明ではn次元までの形式知が知られているが、それで高分子材料の設計を行おうとすると結構難儀である。現象の数学的理解ができてもモノを設計できなければ無駄知識になりかねない。
本セミナーでは、数学理論は最小限にとどめ、当方の開発したシミュレーションソフトによる説明を行い、それを材料設計に活かす手法について講義する。
パーコレーション転移を起こしたドメインの分散を制御するWパーコレーションの技法についても事例で解説する。混練の知識も必要になるので最低限の混練技術の説明も行う予定である。
3時間1万円WEBセミナーとして企画したので受講希望者は候補日4日ほど用意して問い合わせていただきたい。
PRセミナーについてはこちら【無料】
本セミナーについてはこちら【有料】
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アーレニウス式による加速試験の基礎とデータ解析方法、および失敗しないための知恵について3時間1万円WEBセミナーを開催しますので、ご希望の開催日候補を4種類ほど記入し、問い合わせてください。
事例や、弊社の公開しております解析ソフトウェアー(重回帰式)の使用法を分かり易く解説いたします。ラーソンミラー指数その他もご説明いたします。
3時間ですので演習はありませんが、例題を説明しますので、受講終了後弊社ソフトウェアーを使用してすぐに知識の確認をできます。
プラスチックやゴム、接着剤や化成品、医療薬品などの寿命予測を担当されるご予定の方や、担当しているが、学びなおしたい方に最適なテキスト(pdfで提供)付です。
ただし、3時間という短時間ですので、製造業の現状の課題とか周辺情報は含みません。アーレニウス式あるいはラーソンミラー指数法の解説だけです。ただし、これらを用いるときの注意点については当方の著書以上に詳しく説明します。
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これまでインターンシップと採用活動は無関係とされていたが、インターンシップの評価を採用活動に活かすよう政府から指針が出された。学生にとって希望の企業へ就職できるチャンスが広がった。
インターンシップの期間中に学生は企業から様々な視点で評価されることになる。企業にとっても事前に学生の資質を見定めることができるので良いことかもしれない。
ただ学生は在籍する大学の就職サポートレベルで格差が生まれる可能性が出てきた。就職活動に対してサポートに積極的な大学とそうでない大学との格差はすでに存在し、採用面接をかつて10年間経験してみてそれを実感した。
いつのころからか、人事部から面接官に渡される資料の大学名が黒塗りされるようになったが、受験者と数分話せばおおよそどこの大学出身者か理解できた。明らかに面接の訓練がなされたかもしれない受験者がすでにいた。
おそらく今後はインターンシップに備えた学生指導というのも大学で行われるようになるのだろう。もし大学生でそのための指導を希望される方は問い合わせていただきたい。
当方が持っている情報で答えられるところは回答いたします。希望者が多ければセミナーを企画してみたいと思っている。
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3種類の「知」、形式知と経験知、暗黙知、について、教養部時代の哲学で学んだ。それ以来、知識の整理の時にこの3種の知で悩むことが多くなった。
小説を読めば行間に暗黙知が存在し、専門書を読めばそこには形式知が展開されているはずだが、意外にも専門書の知の扱いの杜撰さに驚かされた。
例えば、反応速度論がそうだ。どこまでが形式知でどこまでが経験知なのかわかりにくい。物理学の法則、時間・温度換算則は経験知であることが記載されているが、アーレニウス式からも時間・温度換算則が導かれる。
物理学の時間・温度換算則よりも早くアーレニウスの時代に時間・温度換算の概念が存在したことにまず驚くが、誠意ある専門書であれば、アーレニウス式を経験則と断って説明を展開しているので、物理学同様にアーレニウス式から導かれる時間・温度換算則も経験知となる。
このようなことに注意を払うと、研究開発において耐久寿命予測でアーレニウスプロットを使う時に失敗しない。もし希望者がおられるならこのあたりの話をセミナーとして企画します。
セミナー会社で行っている1日コース劣化耐久性予測に関する当方の講義でもラーソン・ミラー指数とともに実験のやり方の注意点等説明しているので、そこからアーレニウスとラーソン・ミラー指数の部分を取り出して3時間にまとめることになる。
アーレニウスプロットの方法だけでも一日コースとして開催されている場合があり3時間セミナーでは短いと感じられる方もおられるかもしれない。
しかし、弊社が公開している重回帰式の使い方等はホームページで紹介しているので3時間でも十分理解いただける内容のセミナーに構成できると思っている。希望者は問い合わせていただきたい。
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射出成形や押出成形、インフレーション成形などでコンパウンドの問題を明確にすることは難しい。コンパウンドを外部調達している場合には、コンパウンドメーカーの良心を信じる以外にない。
すなわち、高分子の成形技術は、コンパウンドメーカーの性善説に依存している。かつて半導体無端ベルトの開発を行ったときに、製品発売まで半年という時に、コンパウンドメーカーから自分でやってみよ、と言われたのでカオス混合のコンパウンド工場を建てた。
その工場で製造されたコンパウンドの性能は、タグチメソッドで最適化されて、その性能はロバストが高いだけでなく機能までもコンパウンドメーカーのコンパウンドを凌駕していた。
高分子材料の成形技術において混練プロセス技術の影響が大きいことを示す事例だが、PC/ABSなどの他の事例も含め写真会社を退職後開発したカオス混合の事例を中心に、WEBによるセミナーを6月に開催します。お問い合わせください。
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表題の3時間WEBセミナー(受講料1万円)の参加者を募集しています。受講希望日を3候補記入し、弊社へお問い合わせください。
本セミナーではシリコーンの基礎と応用について解説するとともにシリコーンゴム応用部品の開発事例を紹介します。
シリコーンゴム・樹脂用LIMSが登場し40年以上経過し、価格も下がってきましたが、今でもスペシャリティー材料の地位にあります。多くの新素材が20年以上経過しますとコモディティー化する中で稀有な存在です。
LIMSの設計が未だに高付加価値技術である点と、成形プロセスも汎用ゴムと異なり高い技術が求められているからです。
高分子のプロセシングとしてLIMSをとらえた時にリアクティブブレンドとは異なりますが、類似の視点が必要となります。
一方ミラブルタイプのシリコーンゴムの場合には加硫ゴムの技術をそのまま応用可能ですが、ブリードアウトなどの品質問題は、汎用ゴムよりもその対策が難しくなります。
3時間という短時間でありますが、シリコーンゴムを扱っている技術者に満足いただける内容で構成しております。
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