「何をなすべきか」は貢献の重要性を指摘したドラッカーの言葉です。安倍政権では2%のインフレ目標を目指すという。これから20年の間に何か大きなイノベーションが起きる周期にあたりますので、このインフレ目標はおそらくその引き金になる可能性があり、未来に期待を持てます。それではどのようなイノベーションが起きるのか?
社会に出た35年前、Japan as No.1という本がベストセラーとなり、アルビントフラーの「第三の波」が追いかけるように登場しました。そして一気に日本はバブルの10年となりました。第三の波では情報革命が作品の中核でしたが、この35年の情報革命は大波でした。それでは第四の波は何か?
おそらくスマートグリッドを軸とするエネルギー革命だと思います。これまで石炭から置き換わった石油や原子力を中心としたエネルギー資源が太陽光や風力などの持続可能な自然資源に置き換わってゆくと思われます。すでにその実証実験から実用段階に移行した国もあり、日本において一気に加速するものと思います。
情報革命の延長線上でスマートグリッドをとらえるのか、新たなエネルギー革命の始まりとしてスマートグリッドをとらえるのか意見が分かれるかもしれませんが、日本でスマートグリッドが実現したならば、原子力発電は不要になるとも言われております。これはものすごいエネルギー革命です。しかも原子力を0にできるのはいつか?という議論もこれから活発になりますから、この話題が産業をけん引するものと思います。
スマートグリッドの普及は単なる電力供給だけでなく他の産業への影響も大きいです。この波の大きさを読み取り、事業へ展開することが求められていると思います。当社は来年度の企画にこの未来技術を中心にした商品を販売します。何かございましたら弊社のお問い合わせ窓口へ電子メールでお問い合わせください。
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昨日の衆議院選挙では自民党は294議席を占め、無所属で自民党入党予定の1議席を追加すると295議席となり、事前に新聞各社が独自のシミュレーションで行った300議席とほぼ一致した。事前予測の300議席についてはS社のコラムで新聞5社が一致した数字となるのは珍しいこと、と書いていたが、投票先を40%の有権者が決めていない状況における事前の民意がそのまま反映した形である。
有権者の投票行動をどのように予測するのか勉強不足で説明できませんが、TVの報道では電話による世論調査が一般的である。すなわち無作為にサンプリングした有権者の意見を電話で聞くのである。サンプリング集団の値が母集団と近くなるのは、確率や統計の学問における基本であるが、今回の結果は日本人が正直なことを示している。
今回のようにたくさんの政党が乱立し、有権者が事前調査で皆がウソをついた場合には、事前予測は大きく外れるはずです。すなわち事前に投票先を決めていない有権者までどこかの政党をランダムに回答したならば事前予測の値は大きくずれたと思われます。面白いのは、自民党は事前予測の結果を見て、立候補者の引き締めを行ったとのこと。自民党はこの事前予測に驚いたのだろうと思われますが、小選挙区と比例代表制の選挙制度では、その選挙の第1党が有利となる結果が出やすいといわれています。
おそらく日本人の正直な人間性と確率統計学の進歩の結果が選挙の事前シミュレーションの精度を上げているのでしょう。弊社も来年販売に向けて30年後の技術の未来予測やパーコレーション転移のシミュレーター、高分子シミュレータ-の開発も行っています。選挙シミュレーターほどの精度をめざしたいと思っています。本日は昨晩夜更かしをされた方も多いと思われますので、車を運転される方は居眠り運転に注意してください。
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弊社は研究開発必勝法プログラムをクライアントの研究開発マネジメント基盤に合わせてカスタマイズし、提供中です。このプログラムのエンジンである問題解決法は、逆向きの推論と独自のK0チャート、K1チャートそしてこれらをまとめ上げて実施する思考実験が特徴となっています。問題と言えば、ドラッカーの「何が問題か」というフレーズが有名ですが、彼は正しい問題を設定することの重要性を指摘しましたが問題の解き方までは提示していません。しかし、問題そのものが引き起こす問題について、多数の著書の中で述べられています。問題は解決されなければなりません。
さて、表題の問題解決のコンセプトは、弊社の場合について説明しますと、技術の問題であれば商品のあるべき姿を重視し、そこから逆向きの推論を展開することを重要視しています。そして分析的思考で問題解決するのではなく、商品を作り上げる創造的思考で問題解決を進めます。ここがこれまでの問題解決法との大きな違いです。
例えば普及し始めたUSITでは、成果が個人の能力に依存しやすいオブジェクト指向にも似た問題解決手順で分析的思考を用いて行います。苦労して問題解決を行った結果、科学的に当たり前の結果が得られた時に正しく解けた、と考えています。冷静に考えれば、この問題解決法では、当たり前の結果が出ることを期待して苦労する問題解決法である、と気が付かれるかと思います。しかし、不確実性の時代とか誰も見たことのない時代とか言われる今日の問題解決法として少し物足りません。イノベーションを期待できないからです。
弊社の問題解決法では、あるべき姿を挑戦的に設定すれば、新しいイノベーションを引き起こすソリューションを出すことができます。すなわち企業のイノベーションを引き起こす問題解決法が弊社の方法のコンセプトです。
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昨年の話だが、あるメーカーの社長から割れた樹脂の写真が届き、この問題を解決して欲しい、という手紙が入っていた。それ以外の情報は無い。担当者を紹介してもらい、いろいろ伺ったが、要点は熱伝導をあげるために他社と同じような組成にして成形体を作ったが、他社は割れないのに自分のところは割れる、という内容です。
処方は20年以上前から知られている公知情報なので何とかしたい、というのが担当者の話。特許情報や分析結果から同等の材料を使用しているから不思議だ、という。あまりにも技術を軽視している、と思いましたが、対策を幾つか示し、問題解決をしました。しかし契約をしないで問題解決したためにお酒でお茶を濁すだけの仕事になりました。
コンサルティングを始めたばかりなので頼まれればすぐに対応します。簡単な問題から難しい問題まで、何でもこちら(当サイトのお問い合わせ)からご相談ください。実績豊富な弊社の問題解決法で迅速に対応させて頂きます。
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現象をモデル化し、そのモデルを数式で表現できれば、現象のシミュレーションは容易である。エクセルで容易にグラフが得られる。現象が複雑で単純に数式で表現できない場合には、コンピューターの助けを借りることになります。現象のモデルをプログラムで表現しシミュレーションすることになるのですが、昔はDOSベースで計算結果をファイルに落とすようなプログラムを簡単に作れたのですが、WINDOWS環境では、最初にWINDOWSのデザインをしなければならない。これも適当に行えるとよいのだが、プロパティーの設定ミスがあるとプログラムが予期せぬ動きをする。
オブジェクト指向でプログラミングが楽になった、というが、昔ならばシミュレーションに必要な部分だけで済んだのが、今は作り始める前の準備が大変である。これも慣れれば楽なのでしょうが、プログラミングが商売では無いうえに、年に2-3回しか使わないので、操作方法を忘れてしまう。時折面倒くさくなるとPC9801を引っ張り出して、昔使用していたCでプログラミングを行う。Cはオブジェクト指向のプログラミング言語では無いが、C#を使ううちにオブジェクト指向の習慣がついて、昔よりも構造体を頻繁に作る。オブジェクト指向ではないプログラミング環境で、改めてオブジェクト指向の意味を考えました。
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酸化第二スズは、酸素欠陥の量で、物質の抵抗が1000倍以上変化する。そしてInやSbをドープしなくとも1000Ωcm程度の導電性が出る合成条件も存在する。四塩化スズを加水分解して得られる酸化第二スズゾルは、合成条件を制御すると、1000-10000Ωcmの超微粒子が分散したゾルとなる。このゾルとラテックスを用いると帯電防止用の透明コーティング剤となる。この帯電防止薄膜は昭和35年に小西六工業で発明されたが、1991年まで見捨てられた存在でありました。
この技術の面白い点は、この材料を評価した誰もがダメな技術と評価していたことです。原因は2つあり、酸化第二スズゾルの粒子の導電性が合成条件により1000倍以上変化することとパーコレーション転移の制御技術という概念が無かったことである。昭和35年の特許の実施例には驚くべきこととして処理し、この2点については触れられていませんでした。
パーコレーション転移については、1970年前後に数学者の間で研究が盛んになりました。また、高純度酸化第二スズの導電性については、1980年ごろに無機材質研究所でその導電性と酸素欠陥の関係が研究されました。このような状況ですから、1991年まで酸化第二スズゾルが良好な透明帯電防止剤として認識されていなくとも納得できなくはないですが、昭和35年の技術は小西六工業で発明されていますから技術の伝承がどうあるべきか、という問題を抱えています。
酸化第二スズゾルが透明導電性薄膜に利用できる、と再発見できましたのは、ライバル企業の特許網がきっかけでした。ライバル企業はATOを帯電防止薄膜に使用していました。ただ、ATOは若干青みがかっている問題がありました。この問題について、弊社の電脳書店で販売しています「問題は結論から考えろ!セミナー」や、「なぜ当たり前のことしか浮かばないのか」で取り上げている問題解決法で問題解決し、酸化第二スズゾルの実用化に成功しました。ただ、この企画立案時に調査を行い、昭和35年の特許を発見したのですが、正直申し上げますと、特許網に穴をあけるには役立ちましたが、新材料開発に対するモチベーションは少し下がりました。
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今年のベストセラーは、阿川佐和子著「聞く力」。残念ながらミリオンセラーが生まれない年になりました。地域の書店も20年前に比較し半減しました。ますます本が読まれなくなってきているのです。この傾向は10年前からあり、一方で専門書は値段が上昇傾向でした。情報はインターネットで容易に入手できるようになりました。インターネットの影響もあると分析されているのですが、書籍の役割はインターネットの情報と異なるところにあると考えています。
弊社は、漫画がヒットしている電子書籍業界に専門書に特化して参入しました。インターネットと書籍の境界に面白い事業ができるのではないか、専門書を安価に提供できるのではないか、と考えて事業を開始しました。弊社の販売しています書籍は、電子書籍ならでは、を目指しています。例えば、写真集「つばめ」は、都市でツバメが見られなくなるかもしれないと、撮影したての写真を半月で写真集に仕上げました。予感は的中し、今年から近所でツバメが見られなくなりました。突然の現象です。原稿から出版まで電子出版はスピードアップされます。
「高分子材料のツボ」などの電子セミナーは、電子書籍ならではの工夫をした書籍とは呼べない書籍です。「技術者が欲しかった中国語入門」、「会話から入る中国語基本5文型」などは、会話をクリックしますと音声が出る通常の書籍ではできない付加価値をつけた書籍です。
現在来年に向けて新しい企画を計画中です。漫画が主流の電子出版界の潮流に乗りアニメ調の専門電子書籍というコンセプトですが、決して軽い内容ではなく、双方向の面白い読みたくなる本を検討中です。ご期待ください。
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昨日の朝、衆議院立候補断念と民主党残留が報じられた鳩山氏だが夕方になり政界引退とのニュースが流れた。鳩山氏は自分の立場を考えず気持ちを伝える正直な人なのでしょう。しかしお立場を考えられたら、最初から政界引退を表明したほうが良かったと思います。野田首相とどのようなお話をされたのか存じませんが、報道された順番から行くと鳩山氏は民主党に残りたかったが野田首相から引退を勧められたような形である。一部の報道によりますと功労者を追い出す形、と伝えられたが、65歳という年齢を考慮するとサラリーマンならば定年退職している年齢なので社長が社員に定年を伝達したようなものです。いまどきの会社で功労者だからといって大事にしてくれる会社は新入社員として初めて勤めた会社のように一部しかなく、多くの会社は功労者といえども退職すれば無関係な人扱いである。
鳩山氏の純真な気持ちや友愛精神、政治を科学するというスローガンあるいは現在の政治改革の流れを作った立役者の一人としては好きで個人的には好感を持っています。しかし政治家として理想家主義あるいは正直さを前面に出した時にどのようになるのかもう少し考えていただきたかった。野田首相の解散宣言を馬鹿正直解散と表現する人もいますが、政治手法からは正直な人に見えない。ただ、首相という役割を演じるという意味では、民主党の3人の首相の中でずば抜けた才能に見えてくる。しかし近いうちが3ケ月後であったりマニフェストに書かれていない消費税増税を行ったり、政治として正しくとも正直さでは鳩山氏に負けます。
鳩山氏と野田首相を比べてみますと、正直で政治を混乱させる人と、正直でなくとも政治改革を粛々と進める人とどちらが良いか、という比較のようにも見えてきます。自民党はお札を増刷して経済をインフレ側にする公約を発表しました。維新の党は経済政策が具体的に見えていません。来月の衆議院議員選挙は必ず投票に行きましょう。日本の将来を決める選挙です。
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鳩山氏が次期衆議院選挙に不出馬の意向を固めたという。民主党の公認申請書が原因だが、民主党を離党するわけでもなく、民主党に残り衆議院選挙に不出馬というのは大人の選択ではなく、気持ちは分かるが中途半端な意思決定と感じました。どうせならば2010年に首相退陣の折、次期衆院選不出馬を表明したときに撤回しなければ、スジが通ったように思います。
TPPに反対の意思を持ちながら民主党の方針がTPP賛成になったことで衆院選不出馬、民主党に愛着があります、と言ってみたところで仕方がないことです。民主党は政権交代プロジェクトとしては成功しましたが、政権運営には大失敗し、国民を不幸のどん底に落としました。しかし、日本のあるべき姿を創るプロジェクトチームとして新たに発足しようとしているのです。民主党の結党時と今の民主党は違うのです。また民主党はそこを明確に打ち出さなければ、国民の信頼が得られず一人も当選できない事態になるかと思います。そのような党の動きの中で組織に迷惑をかけない選択をしなければいけないお立場と思います。
ゆえに鳩山氏が選択しなければならない道は、大人の選択としてTPP賛成を表明し、衆院選に出馬するのか、あるいはそうでないならば引退するのか、新党を結成するのか、せいぜい参議院に鞍替えするので見送ると発言するのか、いずれかしか無いと思います。お気持ちは分かりますが、自分の意に沿わないから衆議院不出馬宣言はあまりにも大人げない表現と思いました。
鳩山氏と同様の選択を38歳の時にしなければなりませんでした。会社内でFDを壊されるという事件が起きた時です。2枚まで我慢しました。しかし3枚目を犯人から明らかに犯人がやっていると示す壊し方、すなわち犯人しか扱うことのできないFDをベタコピーされるという嫌がらせを受けました。会議の席で訴えてしまいました。解決の仕方がまずかったのですが、犯人から謝罪の言葉は聞かれず、会社も事件が無かったこととする方向へ動き出したため、会社を辞めることにいたしました。入社時の会社の風土を愛していましたが、少しずつその風土が悪い方向へ変質していることに気がつきました。大人の対応をするならば会社に残って半導体用高純度SiCのテーマを推進する道がありましたが、真摯に考えれば、会社を辞める道が正しい選択と考えました。
高純度SiCの半導体事業をS社とJVとして立ち上げた、まさにこれからその会社における自分の未来が開けるという時の20年以上前の出来事です。会社間の契約がまとまり、S社の担当者Kさんには理由も言えずご迷惑をおかけしましたが、会社を去る決断をいたしました。その数年後、その会社では社長室乱入切腹事件が起き新聞沙汰になりました。そこまで至って会社の風土が元に戻り始めたそうですが、組織と個人の関わりは、その組織に自分がどのように貢献できるのかを真摯に考え、進退を決断する必要があります。組織も個人も生き物であり、過ちは起こします。それ故に決断する節目は真摯に組織も個人も道を選択しなければいけません。
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これまでに様々な問題解決法が提案されていますが、多くの方法では問題の分析に力点がおかれています。しかし、問題解決で重要なのはドラッカーが指摘しているように、問題設定が重要な手順です。問題設定を行うために、現状のデータを集め整理するプロセスが大切で、その後自分たちのあるべき姿を決めますと、問題が明確になります。
問題の分析を一生懸命行いましても設定された問題が間違っていたら、分析結果は意味のないものになってしまいます。ゆえに問題分析ではなく、問題設定に力点をおかなければなりません。正しい問題が設定されたなら、次は問題解決の道筋を探索することになります。この時推論の向きが重要になります。従来の問題分析法ではほとんど前向きの推論を行っていますが、大学受験参考書にも書かれている「結論からお迎え」のように、逆向きの推論が見通しの良い道筋探索法です。
弊社で開発しました問題解決法は、K0チャートとK1チャートを用いて問題解決の道筋を求めますが、問題分析に工数を多く割いていません。従来の問題解決法との大きな違いでアイデアを出すことに時間を割いています。
また従来の問題解決法では科学的に解くことにこだわっていますが、弊社の問題解決法では、経験知やアイデアを重視し科学的であることにこだわっていません。ただし問題解決された結果につきましては、科学的であることは当然のことです。科学的成果は必ずしも科学的プロセスだけで得られるものではなく、非科学プロセスでも得られることは、古くはニュートン、最近では山中教授がiPS細胞発明で示してくれました。
もし事業特に研究開発や企画でお困りの方は、こちら(当サイトのお問い合わせ)から弊社へご相談ください。
従来の問題解決法ではよい解決案が出なくても、弊社の問題解決法ならば未来に通じる道筋を明確に示します。ぜひご利用ください。
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